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この記事で伝えたいこと

  • トルコ旅行に必要な日数&計画の立て方
  • 理想の旅行シーズンと季節ごとの楽しみ方
  • 効率的にトルコ定番観光地を巡るモデルコース
  • 航空券・ホテル・ツアーの選び方と予約方法

この記事が目に留まった皆さんは、これから個人でトルコ旅行をしてみようかと考えているのではないでしょうか。

本記事では、トルコ現地でツーリズムに関わり、それぞれの観光地の様子をよく知る私が、定番モデルコースや観光地の情報など「トルコ旅行のプランニング」の部分を徹底解説します。

魅力あるスポットを効率よく周ってトルコを楽しむための旅行計画を形にしていきましょう!

執筆者

トルコ旅行のベストプランニング

トルコへの旅行を計画するにあたり、まずは旅行日数の目安、観光のベストシーズンなど、基本的なところから解説していきます。

トルコ個人旅行に必要な日数

トルコ旅行に必要な日数はどのくらいでしょうか?

私自身トルコで暮らすようになる以前は、普通の旅行者としてトルコを何度も訪れていました。

現地2泊だけの弾丸旅行をしたこともあれば、長い時には2週間以上の滞在で各地を周遊したことも。

そんな当時の経験から、滞在日数とそれに合わせた最適な滞在プランを考えてみます。

旅行日数:5日間(現地2~3泊)

5日間(現地2~3泊)の旅程なら、滞在はイスタンブール1都市に絞るのが◎。

イスタンブール滞在だけなら、定番の観光名所を巡ったりアジアサイドまで足を伸ばしたり、ゆったりとしたスケジュールで大都市イスタンブールを満喫できるでしょう。

7日間(現地4~5泊)

7日間(現地4~5泊)の旅程であれば、イスタンブール+カッパドキアの2都市の訪問がちょうどいいかもしれません。

イスタンブールとカッパドキアそれぞれに2~3泊ずつして、各都市間の移動には国内線を利用すると時間の短縮に。

イスタンブールではメトロやトラム、フェリーなどを利用しながら個人で観光を。

カッパドキアでは早朝に熱気球ツアーを楽しみ、日中は1day観光ツアーに入ると見どころを効率よく周れます。

9日間(現地6~7泊)

9日間(現地6~7泊)の旅程であれば、イスタンブール+カッパドキア+パムッカレなど3都市の訪問が可能。

各都市の滞在を短めにして、もうプラス1都市、イズミル(エフェソス)、アンタルヤ、コンヤあたりを組み込むこともできます。

大きな荷物を持っての長距離移動を避けたければ、イスタンブールを起点に古都のブルサやエディルネに日帰り旅行するのもあり。

12日間(現地9~10泊)

12日間(現地9~10泊)の旅程であれば、イスタンブール+カッパドキアを軸に、プラス興味に合わせて2~3都市を訪問できるでしょう。

遺跡巡りに興味があればパムッカレ、エフェソス、ベルガマなどエーゲ海エリアを中心に周遊。

歴史的な街並みや文化に興味があればブルサ、コンヤ、サフランボルあたりを。

逆に現代的でリベラルなトルコの一面も見てみたければ、アンカラ、エスキシェヒル、イズミルなどを周遊ルートに組み込んで。

ビーチが好きなら、欧米の旅行者に人気のアンタルヤやフェティエ、ボドルム、チェシュメといった地中海、エーゲ海のリゾート地に何泊かしてリッチな時間を過ごすのもよいでしょう。

14日間(現地11~12泊)

14日間(現地11~12泊)の旅程が確保できるなら、滞在スタイルの選択肢は一気に増えます。

これまでに紹介した観光地それぞれの滞在を長めにするのもよし、旅慣れた人なら外国人旅行者はあまり訪れない東側まで足を伸ばしてみてもいいかもしれません。

中にはギリシャを含めた2ヶ国の周遊旅行をする人もいます。

トルコの複数都市をあちこち訪れる場合、移動手段を国内線だけに限ってしまうと効率よく周るのは難しいです。

しかし長距離バス移動を含めれば、どの都市にでも大きな負担なくアクセスが可能。

交通の便の悪いリゾート地や小さな村を訪れたければ、現地でレンタカーするのもありです。

ただし、トルコ人の運転の荒さとマナーには目を剥くものがあり、トルコでのレンタカーは海外での車の運転に経験と自信がある人以外にはあまりおすすめしません。

トルコの主な観光都市と地域

Map of Republic of Turkey's provinces, CC 表示-継承 3.0
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1911587による

トルコ旅行を計画する際、各観光地の大まかな場所と地域の特徴を頭に入れておくと計画が立てやすいです。

地域主な観光都市特徴
マルマラ海地方イスタンブール
ブルサ
エディルネ
トロイ(チャナッカレ)
アイワルク(バルケスィル)
トルコの北西部に位置し、マルマラ海に面する地域。
トルコで最も小さい地方だが人口は最大。
大都市イスタンブールの他、オスマン帝国やビザンツ帝国の古都が多く歴史的遺産が豊富。
黒海地方サフランボル(カラビュック)
ハトゥシャシュ(ボアズカレ/チョルム)
サムスン
トルコの北側、黒海に面した地域。
湿潤温暖な気候でトルコでは最も雨が多いエリア。
外国人旅行者も多く訪れるのは世界遺産の町サフランボルやヒッタイト王国の都ハトゥシャシュ。
中央アナトリア地方アンカラ
エスキシェヒル
コンヤ
カッパドキア(注1)

(注1)カッパドキアは都市名ではなく、ネヴシェヒル、カイセリ、クルシェヒル、ニーデ、アクサライ各県に広がる地域
トルコの中央高原に広がる地域。
夏は高温乾燥で冬は寒く積雪も多い。
人気の観光地カッパドキアには世界中から旅行客が訪れる。
都会的な首都アンカラやエスキシェヒル、歴史と文化の町コンヤを訪れる旅行者もいる。
エーゲ海地方パムッカレ(デニズリ)
エフェソス(セルチュク/イズミル)
ベルガマ(イズミル)
クシャダス(アイドゥン)
ボドルム(ムーラ)
フェティエ(ムーラ)
マルマリス(ムーラ)
エーゲ海沿岸と隣接する内陸部も含む地域。
一年を通して温暖な地中海性気候で過ごしやすく、特に夏はカラッとした暑さで快適。
大自然と古代遺跡が魅力のパムッカレやエフェソス、沿岸の高級リゾート都市は欧米からの旅行者に人気がある。
地中海地方アンタルヤ
アダナ
ウスパルタ
地中海に面した地域。
冬でも温暖だが海に面した場所では夏は気温も湿度も高くなる。
多くの観光客が訪れる国際的なリゾート都市アンタルヤは古代ローマやオスマン帝国の影響が色濃く残り、歴史・文化・自然・リゾートが見事に融合。
南東アナトリア地方シャンルウルファ
アデゥヤマン
ガズィアンテプ
シリアやイラクと国境を接し、外国人旅行者はそれほど多く訪れない地域。
世界遺産ギョベクリテペ遺跡やネムルト山があり、グルメな都市が多い。
東アナトリア地方アニ(カルス)
ヴァン
イラン、イラク、アルメニアと国境を接する地域で、この地域も外国人旅行者の訪問は少ない。
世界遺産アニ遺跡やヴァン猫、ノアの箱舟が流れ着いたというアララト山が有名。

以下の記事では、初めてのトルコ旅行でも個人旅行しやすい都市をいくつか紹介しているので、よかったら参考にしてみてください。

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トルコ旅行のベストシーズン

トルコの気候は地域によって大きく異なりますが、一般的に観光に適しているのは

  • 初夏の頃(5月~7月上旬)
  • 秋(9月~11月上旬)

この時期は場所によって混雑はあるものの、気候的には快適に過ごせる確率が高いでしょう。

カッパドキアを中心とするなら、気球が飛ぶ確率が高い6月~8月もおすすめです。

トルコ観光のベストシーズンについて、より詳しい記事を書いていますのでよろしければご参考に。

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季節ごとの楽しみ方

トルコにも日本と同様に四季があり、以下のような特徴があります。

春(3月~5月)

3月になると徐々に暖かくなり、日も伸びて過ごしやすくなりますが、4月はまだ天候がかなり不安定です。

地域によっては雨が降りやすく、5月の頭ぐらいまではカッパドキアの気球ツアーも催行中止になる日が多いため、特に日本のゴールデンウィークにあたる時期は気球ツアーの値段が年間で一番高くなることも。

多くの旅行系サイトで「トルコのベストシーズンは4月~5月」と書いてありますが、現地在住の肌感覚では4月をベストシーズンというのにはやや疑問が。

私が住んでいるデニズリ(パムッカレがある場所)は普段は雨が少ない地域ですが、「春の雨が来た!」と地元の人が言うぐらい、季節の変わり目で強風+ぐずぐずした天気が2週間ぐらい続くことがあります。

5月になると天候はだいぶ安定し、気持ちよく外歩きできる日が多くなります。

極端に寒くもなく暑くもなく気温としては過ごしやすいので、美術館、博物館、モスクなどの施設訪問やカフェ巡りなど、街歩きを楽しむには良い時期。

夏(6月~8月)

夏は朝晩と日中の気温差がありますが、6月から7月上旬は日中でも比較的過ごしやすいです。

天候も安定し、カッパドキアの気球ツアーも催行される日が格段と増え値段も安定してきます。

夏前半の時期はまさに観光のベストシーズンと言えるでしょう。

トルコの大自然を満喫する旅に向いてます。

7月はトルコ全体で見ると海外からの旅行者が一番多くなる時期で、各地で混雑が見られます。

また、気温がどんどん上がって日差しも強くなり、7月中旬から8月中旬の1ヶ月は場所によっては気温が連日40度を超えるので、日中に長時間外を歩き回る観光は結構ハードです。

しかし雨が降る日は極端に少ないので、絶景を楽しんだり、ビーチやホテルのプールで遊んだりする旅なら最適。

秋(9月~11月)

9月になると夏の厳しい暑さは徐々におさまり、過ごしやすい日が増えてきます。

9月から10月、南西部の温暖な地域なら11月の初旬ぐらいまでは気持ちのよい日が多く、私が一番好きな季節。

9月~10月は場所によっては混み合うものの、遺跡巡りやハイキング、グルメを楽しむのに最適です。

カッパドキアの気球ツアーも初秋の頃なら中止になる確率もそこまで高くはなく、気持ちよく絶景を楽しめるでしょう。

混み合う観光地も10月下旬になれば徐々に人が少なくなり落ち着きを見せ、11月半ばを過ぎるとどんより曇り空や雨の日が増えて、気温もどんどん下がってきます。

冬(12月~2月)

冬の12月から2月、この3ヶ月間はトルコ全体で雨が多くなります。

特に内陸部や東部では雪が降り冷え込みもかなり厳しくなるので、この時期の旅行は寒さ対策が必須。

カッパドキアなどの内陸では積雪により雪景色を楽しめる日もありますが、気球ツアーは中止になる日が多く、都市間の公共交通にも影響が出ることがあります。

沿岸部をはじめ雨が多くなるので観光旅行にはあまり向かない時期ですが、完全オフシーズンなので航空券やホテルは安い傾向に。

混雑もないので、オンシーズンには入館に長蛇の列をなすような施設も入りやすいです。

この時期の旅行なら、パムッカレやブルサなど温泉のある場所を選んだり、天気に左右されないモスクや博物館訪問をメインとするなど、場所と観光のスタイルを選ぶようにするとよいでしょう。

トルコ行きの航空券を調査!

トルコ旅行の周遊ルートやモデルコースをお話するにあたり、日本-トルコのフライト情報が大きく関係してくるので、まずはトルコ行きの航空券について簡単に触れておきます。

日本-トルコの直行便

日本とトルコの間はターキッシュ・エアラインズと全日空の直行便が就航しています。

※2025年7月現在のフライトスケジュールにつき今後変更の可能性あり

東京発着

  • 行き(東京からトルコへ)
    • 【全日空ANA】08:15 HND → 15:25 IST
    • 【トルコ航空】10:35 NRT → 17:45 IST
    • 【トルコ航空】21:45 HND → 04:50 IST(翌日着)
  • 帰り(トルコから東京へ)
    • 【トルコ航空】02:00 IST → 19:20 HND
    • 【トルコ航空】15:50 IST → 09:05 NRT(翌日着)
    • 【全日空ANA】17:25 IST → 10:50 HND(翌日着)

大阪発着

  • 行き(大阪からトルコへ)
    • 【トルコ航空】22:25 KIX → 04:55 IST(翌日着)※ANAとの共同運航
  • 帰り(トルコから大阪へ)
    • 【トルコ航空】02:10 IST → 19:00 KIX ※ANAとの共同運航

日本-トルコの乗継便

イスタンブール空港

日本とトルコの間を移動するのに便利でリーズナブルな乗継便は、主に以下の航空会社のフライト。

  • 中国東方航空
  • 中国南方航空
  • 中国国際航空
  • アシアナ航空
  • エミレーツ航空
  • エティハド航空
  • カタール航空

その他の乗継便についての考察

東南アジア系エアライン

トルコへは、タイ国際航空、マレーシア航空、ベトナム航空、MIATモンゴル航空などの乗継便もあります。

しかし東南アジアを経由するフライトは総じてトランジットを含めた所要時間が長いのと、それに見合う値段的な旨味があまりない気がします。

欧州系エアライン

エールフランス、KLMオランダ航空、LOTポーランド航空、ルフトハンザ航空などの欧州経由の乗継便でもトルコへのアクセスが可能。

これらの欧州系エアラインは、2025年現在ロシア上空を通らない迂回ルートを通っているため飛行時間が長いです。

ストライキが多く突然の欠航や遅延があるのも不安材料で、最近はサービスの低下も気になります。

値段も特段安いわけではないので、日本-トルコのフライトにあえて欧州系エアラインを選択するメリットが現段階では見当たりません。

Shizuka

フライトは、ターキッシュ・エアラインズやANAの直行便が便利。
乗継便なら、アジア系や中東系エアラインが条件やコスパが◎。
特に中東系はサービスも良いので、個人的にお気に入りです。

決定版!トルコ王道観光モデルコース

ここからは、イスタンブール、カッパドキア、パムッカレという3つの定番観光地を巡るモデルコースをご紹介します。

フライトに合わせた周遊計画や現地の移動、滞在中のプランまで、これまでの経験をもとに詳しく解説するので参考にしてみてください。

フライト別の周遊プラン

3つの定番観光地を周遊する際、日本-トルコ間を直行便にするか乗継便にするかで理想的な周遊プランが変わってきます。

ターキッシュ・エアラインズの直行便を利用する場合

ターキッシュ・エアラインズの直行便を利用するのであれば、航空券を手配する際にトルコ国内線区間も含めて通しで購入するのが◎。

※通しで購入=同じ予約番号・航空券番号で複数のフライトを「1つのチケット」として予約発券すること

そして、出来れば日本からの便は最終目的地をイスタンブールとするのではなく、カッパドキアまたはパムッカレまで一気に飛んでしまうほうが効率が良いです。

例えば、

羽田空港 → イスタンブール空港 → <乗継ぎ> → ネヴシェヒル空港(カッパドキア)

のように、イスタンブールを経由して一気にカッパドキアまで行ってしまう。

イスタンブール空港は国際線と国内線のターミナルが同ビルで隣り合っていて、国際線から国内線への乗り継ぎはとても簡単。

通し航空券であれば、万が一飛行機の遅延により乗り継げなかった場合でも、航空会社がきちんと責任を持って後ろの便へ振り替えるなどの対応をしてくれます。

日本を夜出発する便であれば、翌早朝にイスタンブール空港に到着、そのまま国内線へ乗り継げばカッパドキアに昼間に到着できるので、無駄がありません。

日本を午前中に出発する便の場合はイスタンブール到着が夕方遅くになってしまうので上記のパターンは実行しづらいですが、羽田や関空を夜出発するフライトならこの方法はかなりおすすめ!

直行便利用時の周遊プラン(一例)

1~2日目:日本を夜発 → イスタンブール → <乗継ぎ> → ネヴシェヒル【カッパドキア泊】

3日目:カッパドキア観光【カッパドキア泊】

4日目:カッパドキア観光、夜行バスでデニズリ(パムッカレ)へ移動【バス車中泊】

5日目:ヒエラポリス・パムッカレ観光【デニズリ泊】

6日目:午前のフライトでイスタンブールへ移動、日中イスタンブール観光【イスタンブール泊】

7日目:イスタンブール観光【イスタンブール泊】

8~9日目:夕方までイスタンブール観光、深夜のフライトで日本へ帰国

Shizuka

3都市の周遊、もし私ならこんな6泊9日プランにするかな。
この旅程なら、気球に乗るチャンスも2回あるしパムッカレ(カラハユット)で温泉も楽しめる♪
最後をイスタンブール滞在にして深夜発での帰国なら、ギリギリまでイスタンブールで遊べます!

乗継便でイスタンブールに到着する場合

乗継便でイスタンブールに到着する場合は、その後の国内移動のプランを上手に組む必要があります。

トルコ国内線の乗継ぎに関するトラブルはこれまで弊社のお客様でも何組か経験されていて、サポートの依頼を受けることが多いです。

例えば、カッパドキアからパムッカレへの移動にトルコ国内線を利用する場合。

カッパドキアーパムッカレ間には直行便が運航していないので、必ずイスタンブールを経由することになります。

ネヴシェヒル空港 → イスタンブール空港 → <乗継ぎ> → デニズリ空港

この2区間の国内線はどちらも便数が多くない上に、わりと遅延が発生します。

もし最初のネヴシェヒルを出発する便に大幅な遅延が発生すると、次のデニズリへの便への搭乗が間に合わなくなることも。

後ろの便に振り替えできればまだいいですが、乗る予定の便がその日の最終便であった場合、イスタンブール空港で一夜を過ごすハメに。

さらに、ネヴシェヒル→イスタンブール、イスタンブール→デニズリの2区間を別切り航空券として予約購入している場合、遅延時の振り替え対応をスムーズにしてもらえないケースも発生。

この2区間が別切り航空券になっていると、たとえ同じターキッシュ・エアラインズの便であったとしても預け荷物を最終目的地まで流してもらうことが出来ません。(イスタンブールで一度ピックアップする必要あり)

このような面倒があるので、トルコの2都市間を続けてフライトで移動する場合は、航空券を予約する段階から注意が必要です!

Shizuka

「2区間の連続移動で乗継ぎが上手くいかなかったケース」はわりと起こり得るし、空港での待ち時間が多いのもマイナス。
カッパドキア-パムッカレ間の移動には夜行バスを利用する旅行者が多く、私個人的にもこの区間はバス移動がよいと思います。

乗継便利用時の周遊プラン(一例)

1~2日目:日本を午後発 → 北京 → <乗継ぎ> → 朝イスタンブール着、市内観光【イスタンブール泊】

3日目:イスタンブール観光【イスタンブール泊】

4日目:イスタンブール観光【イスタンブール泊】

5日目:朝のフライトでデニズリへ移動、日中ヒエラポリス・パムッカレを観光、夜行バスでギョレメ(カッパドキア)へ移動【バス車中泊】

6日目:早朝カッパドキア着、カッパドキア観光【カッパドキア泊】

7日目:カッパドキア観光【カッパドキア泊】

8~9日目:午前のフライトでネヴシェヒル空港からイスタンブールへ、その後北京を経由して日本へ帰国

Shizuka

3都市を周遊する場合、日本-トルコ間を乗継便にしちゃうと6泊9日プランでも結構きつきつ💦
最終日はネヴシェヒル→イスタンブール、さらに北京→日本と続けて乗り継ぐのも少し不安。

結論:トルコを複数都市周遊するなら、日本-トルコ間の移動は直行便にしたほうが安心です。

各観光地の見どころと滞在プラン

3つの観光地それぞれの見どころを、2日間の滞在プラン+αでまとめてみました。

イスタンブールカッパドキアパムッカレ
【1日目】
市内散策
・トプカプ宮殿
・地下宮殿
・エジプシャンバザール
・ボスポラス海峡クルーズ
【1日目】
ツアー参加
・早朝気球ツアー
・レッドツアー
(ウチヒサル、ラブバレー、ゼルヴェ野外博物館、パシャバー、デヴレント、アヴァノス)
【1日目】
ヒエラポリス・パムッカレ観光
・石灰棚
・アンティークプール
・ヒエラポリス遺跡
・ヒエラポリス考古学博物館
【2日目】
市内散策
・アヤソフィア
・ブルーモスク
・グランドバザール
・新市街観光
【2日目】
ツアー参加
・グリーンツアー
(ギョレメパノラマ、地下都市、ウフララ渓谷、セリメ修道院、ピジョンバレー)
【2日目】
カラハユット温泉
デニズリ市内観光
【+α】
オルタキョイ散策
アジアサイド散策
【+α】
ワイナリー巡り
サンセットタイムのツアー
【+α】
ラオディキア遺跡観光
パラグライディングツアー

失敗しない!トルコ旅行の手配

最後に、個人でトルコを旅行する際の航空券やホテル、現地のツアーやアクティビティについても少しお伝えします。

安い航空券の探し方

ターキッシュエアラインズ

日本-トルコ間の航空券は、まずはGoogleフライトやスカイスキャナーなど比較が可能なサイトで一括検索し、どの航空会社の便があるのか、最低価格やフライトスケジュール、値ごろ感などをチェックします。

購入したい航空会社のチケットが決まったら、航空会社の公式サイトへアクセスして料金を確認。

航空会社の公式サイト以外にも安く販売している代理店があれば、その代理店の公式サイトでも料金をチェックし、諸々の条件が良いところで購入するのが◎。

Shizuka

私は航空会社の公式サイトで購入することも多いですが、中国系の乗継便チケットを買うときはTrip.comExpediaを利用します。

日本-トルコの航空券をチェックしていると、日本の大型連休にあたるオンシーズンの時期は半年以上前、逆にオフシーズンは2ヶ月~40日前がぐらいが安くなる印象があります。

海外航空券は、出発する曜日や時間帯によっても値段がだいぶ変わるので、もし旅程がフレキシブルに変えられるのであれば、前後数日間の料金を比較して決めるとよいでしょう。

ホテル選びと予約

トルコのホテル選びには、ホテル予約サイトを利用するのが◎。

トルコ国内ではBooking.comの新規予約にアクセス制限がかかるので、ホテル予約サイトの利用にはエクスペディアホテルズドットコムあたりがよいと思います。

カッパドキアは気球が見える洞窟ホテル、パムッカレは温泉付きホテルが人気。

イスタンブール、カッパドキア、パムッカレのホテルについては、それぞれ以下の記事で立地や特徴を詳しく解説、おすすめのホテルもピックアップしているので参考にしてみてください。

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空港送迎・現地ツアー・アクティビティ手配

空港送迎

トルコの観光地であれば、空港-市内(ホテル)間の移動に「乗合いバス」または「プライベート送迎」を利用するのが一般的です。

  • イスタンブール
    • 空港シャトルバス「Havaist」
    • プライベート送迎
    • メトロ
  • カッパドキア(ネヴシェヒル/カイセリ)
    • 乗合いバス
    • プライベート送迎
  • パムッカレ
    • 空港シャトルバス「Hava Ulaşım」
    • プライベート送迎

空港→市内方面の空港シャトルバスは基本的に予約不要で乗車できますが、カッパドキアの乗合いバスだけは事前予約するのがベター。

【GetYourGuide】ネヴシェヒルまたはカイセリ空港のプライベート乗り合い送迎サービス

イスタンブール、カッパドキア、パムッカレの空港-ホテルの移動については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。

空港からホテルへの移動手段 | カッパドキア・パムッカレ・イスタンブール

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ツアー&アクティビティ

トルコには、個人で巡るのが難しい場所をガイドと一緒に周るツアーや、自然を楽しめるアクティビティがたくさんあります。

ツアーやアクティビティは、上記のようなアクティビティ予約サイトのほか、現地の代理店でも予約を受け付けています。

特に人気があるのは、やはりカッパドキアの早朝気球ツアー。

気球ツアーについては、値段やツアー選びについて以下の記事で詳しく解説しています。

カッパドキア気球ツアー・値段相場とお得な予約方法

お高いカッパドキアの気球ツアーを安く抑える方法ってある?トルコ現地の旅行代理店で気球ツアーを手配している筆者が、値段の相場、なるべく安く予約するコツなど、"販売…

カッパドキアの日本語ガイドプライベートツアーは、弊社にて各施設入場料まで全て込みのツアーを提供しています。

カッパドキア日本語ガイド付きツアー(レッド・グリーン・ミックス)

【おすすめポイント】定番のレッドツアー&グリーンツアーのほか、一日で北部と南部のハイライトを周るミックスツアーが人気!日本語公認ガイド・車送迎・入場料・ランチ…

Shizuka

カッアパドキアの気球ツアーや日本語ガイド1dayツアー、その他パムッカレやエフェソスなどのツアーも取り扱っています。
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トルコ旅行の旅費計画

最後に、お金の部分についても少し。

本記事でご紹介した周遊プランやモデルコースを参考にトルコ旅行の計画が出来てきたら、併せて旅行の予算についてもチェックしておくと安心です。

トルコ旅行では、現地に着いてからの出費が意外と多くなりがち。

実際にかかるトルコ旅行の費用、節約のポイントなど、現地の最新情報をもとに以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてください。

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おわりに

3つの定番観光地を周遊するモデルコースやトルコ旅行のプランニングについてお伝えしましたが、いかがでしたか。

トルコ旅行を成功させるためには、事前の下調べがとても重要です。

本記事を参考に、是非あなただけの最高のトルコ旅行を計画してください。

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