
こんな疑問を解決します
- ヒエラポリス・パムッカレへの行き方は?
- 空港から簡単にアクセスできる?
- デニズリオトガルってどんなところ?
- 長距離バスや列車のチケットの購入方法は?
トルコ、パムッカレ観光を計画中、このような疑問が浮かびませんでしたか?
この記事はまさに、そんなアナタの疑問や不安を解消するために書いたものです。
- デニズリオトガル(バスターミナル)
- デニズリ・チャルダック空港
- デニズリ鉄道駅
それぞれから世界遺産ヒエラポリス・パムッカレへのアクセス方法を、順を追って丁寧に解説していきます。
中でもいちばん利用客の多いデニズリオトガルについて、ターミナルビル内の施設、バスチケットの購入方法、パムッカレへの移動方法などを写真付きで詳しくご案内。
是非、旅行前の予習に役立ててくださいね!

- 1. トルコ南西部の町「デニズリ」
- 1.1. パムッカレ観光の起点
- 2. デニズリオトガル(バスターミナル)
- 2.1. バスチケット販売窓口
- 2.2. 長距離バス発着エリア
- 2.3. トイレ
- 2.4. ATM
- 2.5. 外貨両替
- 2.6. レストラン&カフェ
- 2.7. ミニバス発着エリア(地下)
- 2.8. 荷物預かり所(地下)
- 2.9. タクシー乗り場
- 3. 長距離バスチケット予約・購入方法
- 3.1. オンライン購入
- 3.2. バスチケット購入について
- 3.2.1. バス予約のタイミング
- 3.2.2. バスチケットの取り扱い
- 3.2.3. バスの座席選択
- 4. オトガルからパムッカレへのアクセス
- 4.1. ミニバス(パムッカレ・カラハユット方面)
- 4.2. ミニバス停留所
- 4.2.1. オトガルへ戻るには・・・
- 4.3. ヒエラポリス・パムッカレへ向かう
- 4.4. ミニバス利用時の注意点
- 5. デニズリ空港からパムッカレへのアクセス
- 5.1. 空港内の施設
- 5.2. 空港到着時の注意点
- 5.3. 空港シャトルバス(空港から来るとき)
- 5.4. 空港シャトルバス(空港へ向かうとき)
- 5.5. 空港プライベート送迎
- 5.6. タクシー
- 6. デニズリ鉄道駅からパムッカレへのアクセス
- 6.1. デニズリ鉄道駅
- 6.2. 鉄道駅 ⇒ パムッカレ
- 6.3. 鉄道の切符の購入方法
- 7. おわりに
トルコ南西部の町「デニズリ」

パムッカレへの玄関口でもあるデニズリは、トルコの南西部に位置するエーゲ海地方の都市。
森林や多様な温泉など自然にも恵まれた魅力のある町です。

「Deniz=海」って単語が名前に入ってるのに、周りに海は無いんですよね~(笑)
デニズリの町の観光情報については、以下の記事で詳しく解説しています。
パムッカレ観光の起点
世界遺産「ヒエラポリス・パムッカレ」への玄関口となっているデニズリには、イスタンブール便が発着するデニズリ・チャルダック空港(Denizli Çardak Airport)があります。
また陸の交通として、主要都市を結ぶ長距離バスのターミナル(オトガル)のほか、トルコ国鉄の駅もあります。
トルコで3番目に大きな都市イズミル、エフェソス遺跡への拠点となるセルチュクへは、バスや列車で3時間ほど。
トルコの人気リゾート地であるアンタルヤ、ボドルム、フェティエといった町へも、車で3~4時間ほどでアクセスが可能です。
そのため、旅の通過点としてデニズリを訪れる海外旅行者は結構多いです。

オトガルと鉄道駅は徒歩5~6分の距離。
都市間を移動する旅行者にとってすごく便利です。
イスタンブールからパムッカレへの日帰り旅行を検討されている方へは、以下の記事が参考になるかもしれません。
デニズリオトガル(バスターミナル)
デニズリのオトガルには、トルコの都市間を結ぶ多くの長距離バスが発着します。
オトガル内には各バス会社のチケット売り場のほか、荷物預かり所、売店、レストラン&カフェ、ATM、トイレなどの施設が揃い、ベンチも多めに設置されています。
冷暖房がしっかり効いているので、早朝や深夜に発着するバスを使用する際にも快適に過ごせるでしょう。
オトガルへの入口は北側と南側に複数あり、いずれも入場の際に手荷物検査があります。
パムッカレを含む近隣の村へアクセスするミニバス(ドルムシュ)は、地下の乗り場から発車します。
知ってると便利なトルコ語
バスターミナル:Otogar(オトガル)または Garaj(ガラジ)
大型のバス:Otobüs(オトビュス)
小型のローカルバス:Dolmuşu(ドルムシュ)または Minibus(ミニバス)
プラットホーム:Peron(ペロン)
ここからは、オトガル内の施設をそれぞれ詳しく紹介していきます。
バスチケット販売窓口
オトガルの建物内には、各バス会社のチケット販売ブースが集まった一角があります。
あらかじめ購入するチケットが決まっていれば該当のバス会社の窓口へ、希望の行き先へのバスがどの会社で運行しているか分からない場合は、その辺にいる案内係に聞いてみるとよいでしょう。
バスチケットの購入方法は、この後の「長距離バスチケット購入方法」で具体的に説明しています。

長距離バス発着エリア
ほとんどの長距離バスは地上階の乗降場に到着します。
※一部の早朝便や最終便、小型のバスは地下へ入る場合あり
各バス会社にはそれぞれプラットホームが割り当てられています。
出発する際には、自分の乗車するバスが何番のプラットホームから発車するのかチケット購入時に確認しておくとよいでしょう。

トイレ
オトガル内の地上フロアに1ヶ所、地下フロアに1ヶ所、また地上フロアを出てバス乗降場近くのレストランカフェ横に1ヶ所、いずれも有料トイレがあります。
3つの中ではターミナルビル内の地上フロアにあるトイレが一番綺麗です。
女性トイレは旧式(イスラム式)のしゃがむタイプのほか、一部の個室は洋式トイレになっているので利用しやすいです。

ATM
オトガルの地上フロアに、銀行ATMがいくつか設置されています。
キャッシング機能付きのクレジットカードでトルコリラを引き出すことが可能。
ここのATMは利用者が多く、いつも混んでいます。

外貨両替
オトガル内に外貨両替所はありません。
パムッカレ村、カラハユット村にも両替所はないのでご注意ください。(PTT=郵便局で両替可能ですが、村のPTTは対応が酷いのでおすすめしません)
デニズリの街中にはいくつか外貨両替所がありますが、日本円を扱う両替所は少ないです。
オトガルから一番近いのは、
「YATA Döviz」
というオトガルから徒歩7~8分のところにある小さな両替所(以下Googleマップ参照)。
ここは日本円からトルコリラへの両替も可能です。
レートは悪くないですが、日曜・祝日は閉まっているのでご注意ください。
↓YATA Döviz Googleマップ登録がないのですが、この辺にあります。
ついでに立ち寄ってみて!
両替所がある"Bayramiyeri"という場所は、昔は商業の中心地だった歴史あるエリア。
ゴールド、金物、デニズリ名産の綿製品(普段使いのタオル、リネン、ペシュテマルなど)を売るお店が多く集まっています。
綿製品はイスタンブールなどの観光地に比べると1/2ぐらいの値段。
両替所の近くにある「Varol Gurme」というレストランもおすすめ!
トルコ料理&アレンジ料理のカフェレストランで、地元の人にも人気です。
名物デニズリケバブは250gから150g刻みで提供していて、人数に合わせてオーダーしやすいです。
レストラン&カフェ
オトガル内にはいくつかのレストランやカフェがあります。
店内飲食のほかテイクアウトにも対応しています。

長距離バスのプラットホーム側にある上の写真(左)のレストラン「KENT LOKANTASI」は、自治体が運営している安いセルフタイプのレストラン・カフェ。
平日の昼12時~15時の間は格安セットランチを提供しています。

メニューは日替わりで1種類のみ、スープ、ピラフまたはパスタ、メイン、パン、ミネラルウォーター、日によってアイランやデザート、フルーツなどが付きます。
提供されるものを自分でトレイに順番に載せていき最後にお会計するだけで、会話をしなくて済むので外国人旅行者でも利用しやすいと思います。
ランチの値段は日本円にして300円以下、街中のロカンタ(食堂)のスープ1杯よりも安いので、バジェットトラベラーには助かるかも?
日によってメニューに当たりはずれはありますが、機会があれば覗いてみてください。
ミニバス発着エリア(地下)
パムッカレを含む近隣の村へアクセスするミニバスは、地下に乗降場があります。
バスチケットカウンター前のエスカレーターを降りてミニバス乗り場へ。
乗り場は「76番」のプラットホーム。
このミニバスに関する詳細は、この後の「オトガルからパムッカレへのアクセス」でさらに詳しく解説しています。

荷物預かり所(地下)
パムッカレ行きのミニバス乗り場の近くに、有人の荷物の預かり所があります。
上の写真のとおり、エスカレーターを降りてそのまま前方へ進んだ突きあたり。
料金は個数あたりで、荷物の大きさによって異なります。
深夜1:00am~翌朝7.00amの間は閉まっているのでご注意ください。(2025年10月現在)

タクシー乗り場
タクシーを利用してヒエラポリス・パムッカレへ向かう場合は、オトガルから大通り側へ出たところに止まっている黄色いタクシーを利用するのが便利。
タクシー乗り場はここの他、オトガルの裏出口側にあるラオディキアホテル(Hotel Laodikya)の前にもあります。
オトガルからヒエラポリス・パムッカレまでは約20kmの距離、タクシーだと約20分です。
料金は乗車前にドライバーに確認するとよいでしょう。

長距離バスチケット予約・購入方法

長距離バスチケットは、オトガルの窓口で予約・購入できます。
現金トルコリラ、クレジットカード払い可。
予約には、フルネーム(アルファベット)、性別、パスポート番号 の情報が必要です。
上の写真のような紙のチケットを発券してもらった場合、「Koltuk No.」が座席の番号です。
オンライン購入
バスチケットは事前にオンラインでも購入できます。
各バス会社の公式HPのほか、複数のバス会社の便が比較・予約できるサイトもあります。
どのバス会社の便を利用するか決まっていない場合は、比較できるサイトで検索してみるとよいでしょう。
いくつかのサイトがありますが、トルコ国内でよく利用されているサイトを1つご紹介しておきます。
Obilet.com(英語)
https://www.obilet.com/en
Obilet.comでの予約方法や長距離バスの利用方法は、以下の記事で詳しく解説しています。
オンライン予約購入では、まれに日本のクレジットカードで決済できないことがあります。
また、上記のような外部サイトを利用した場合、変更やキャンセルについてもすべて自己対応する必要があります。
外部サイトで購入したチケットの変更・キャンセルは、通常オトガルの窓口では対応してもらえないのでご注意ください。
バスチケット購入について
バスチケットを購入するにあたって、以下の点を留意するとよいでしょう。
バス予約のタイミング
トルコ国内の長距離バスは、本数が多い路線であれば前日や当日の予約で問題ないことが多いです。
しかし、祝日(連休)の前後や週末の深夜バスは席が早めに埋まっていきます。
2026年の重要な祝日
影響が出る可能性がある祝日
※2026年の祝祭日
- 2026年3月20日~3月23日:砂糖祭(ラマザン・バイラム)
- 2026年5月27日~5月30日:犠牲祭(クルバン・バイラム)
日本のお盆休みのような感じで、帰省のため国民が大移動します。
この期間は前後数日を含め混雑するので、バスチケットは早めに手配しましょう。
上記イスラム教の重要な祝日のほか、トルコの公立学校の夏休み(6月中旬から9月中旬まで)が始まる直後と終わる直前も、長距離バスは混む傾向があります。
こういった時期に旅行される場合は、事前にオンラインで手配しておくと安心でしょう。
特に、デニズリ-カッパドキア方面の深夜バスは外国人旅行者のほかトルコ人の利用も多い路線なので、他の路線に比べると席が埋まるのが早いです。

かといって、何か月も前から予約を入れる必要はありません。
バス会社の運行スケジュールが全て出揃うのはだいたい1ヶ月前なので、乗車の1ヶ月前を切ってから確認してください。
バスチケットの取り扱い
オトガルの窓口で購入する際、最近は電子チケットを電話番号にSMSで送信するバス会社が多くなっています。
トルコの電話番号がない外国人旅行者には、紙のチケットを印刷してくれるバス会社がほとんど。
中には口頭でプラットホームと席番号を伝えられるだけ、または紙切れに手書きでメモしたものを渡されるだけ、ということもあります。
バスの座席選択
多くのバスは、シート配列が1-2(1人席、2人席)になっています。
料金は、1人席のほうを少し高く設定している会社が多いです。
2人席の場合、トルコでは通常知らない人どおし男女が隣りに座ることはできません。
予約システム上もそうなっているので、男女で隣りどおし座りたい時には1人ずつ購入せず2人分まとめて同時購入しましょう。

トルコの長距離バスは、どの会社のバスも車内にお手洗いはありません。
途中、3~4時間に1度ぐらいの間隔でサービスエリアでの休憩があります。
オトガルからパムッカレへのアクセス
デニズリオトガルからパムッカレ村までは、ミニバス(ドルムシュ)が運行しています。
デニズリ~パムッカレ~カラハユットを巡回するローカルの小さなバスです。
ミニバス(パムッカレ・カラハユット方面)
パムッカレ・カラハユット方面のミニバスは、オトガルの建物地下の乗り場「76番」から発車します。
20~30分に1本の運行で、パムッカレ村まで所要時間は30~40分。
途中の小さな村を経由したりしなかったりするので、その時々で時間は少し変わります。
きちんとした時刻表は存在しませんが、運行時間は7:00-22:30が基本。
トルコの祝祭日には運行本数が減って運行時間も短縮します。
運賃は2025年9月時点で、パムッカレ村まで50トルコリラ、カラハユット村まで55トルコリラ。
最新の運賃は車内運転席の上に貼ってありますので、乗車時に確認してください。

ミニバス停留所
ミニバスには、きちんと決まった停留所はありません。
好きなところで乗り降りが可能です。
乗りたい時は車を止め行き先を確認のうえ乗車、降りたい時はドライバーに止まって欲しい旨を伝えます。

便利なシステムですが、外国人旅行者には言葉の面でちょっとハードルが高いですよね💦

ミニバス走行中、目の前に真っ白な石灰棚が見えてくると目的地はもうすぐです。
村の住人は降りたい場所でドライバーに声をかけ降りていきますが、旅行者はパムッカレ村の中心まで来て降りるのが分かりやすいでしょう。
下の写真のような場所で、旅行代理店が左右に並んでいます。

外国人が乗っている時は、到着時にドライバーが「Pamukkale(パムッカレ)」または「Paukkale Meydan(パムッカレ メイダン)」と叫んでくれることが多いです。
たまに何も言わないドライバーもいるので、降りるタイミングを逃さないよう気をつけてください。
カラハユット村へ行く場合は、ここで降りずそのまま乗っていってください。
オトガルへ戻るには・・・
帰りにまたオトガルまで戻る場合は、来る時に降りた場所の反対側で待っていればオトガル行きのミニバスが来ます。
オトガル行きのミニバスは、バス通りであれば手を上げればどこでも停車してくれますが、以下「Holiday Restaurant」の前あたりで待っているのが分かりやすいでしょう。
ヒエラポリス・パムッカレへ向かう
ヒエラポリス・パムッカレには、歩行者用メインゲート、北ゲート、南ゲートの3つのゲートがあります。
前述の「パムッカレ メイダン」は村の中心地で、ここで降りると徒歩約10分で歩行者用メインゲートへアクセスすることができます。
初めてパムッカレを訪れる外国人旅行者には、歩行者用メインゲートからの入場が分かりやすいです。

もしヒエラポリス(ネクロポリス側)の北ゲートから入場したい場合は、パムッカレ メイダンで下車せず、そのまましばらく乗って北ゲートの前で降ろしてもらいましょう。
北ゲートはパムッカレ村~カラハユット村の間にあります。
パムッカレ村の中心から北ゲートは車で10分弱の距離ですが、ミニバスだと途中でDeveliという村を経由することが多いので、実際にはもう少し時間がかかります。

3つのゲートの詳しい説明やヒエラポリス・パムッカレの観光については、以下のガイド記事でじっくり解説しています。
ミニバス利用時の注意点
以下、ミニバスを利用する際にご留意ください。
- デニズリ-パムッカレ村-カラハユット村を巡回、20~30分に1本の間隔で運行。
- 運賃は車内の前方に表示あり、支払いはドライバーへ直接、乗降時いずれでも可。
- 支払いは現金トルコリラのみ、外貨やクレジットカードは不可。
- 大きな荷物は後ろのトランクルームに積載可。
- ミニバスのドライバーは基本トルコ語のみ。
- トルコの祝祭日には運行本数減または運行時間を短縮する場合あり。
ミニバスはかなり混み合います!
デニズリ~パムッカレ~カラハユット間のミニバスは、外国人観光客よりも地元の人がとても多く利用します。
時間帯によっては村の住民や観光客で混み合い、次のバスを待つように言われることがあります。
特に中間のパムッカレ村からデニズリ方面へ乗られる方は、帰りの長距離バスや飛行機に乗り遅れないよう時間に余裕を持って移動してください。
デニズリ空港からパムッカレへのアクセス
デニズリには、チャルダック空港(Denizli Çardak Airport)という国内線空港があります。
たまに日本語表記で「カルダク空港」「カルダック空港」と書いてあるものがありますが、トルコ語の「Ç」は「チェ」の発音なので、正確には「チャルダク」または「チャルダック」です。
空港からは、デニズリ中心地、パムッカレ村、いずれへも車で約1時間です。

空港内の施設
出発・到着ターミナルが同じ建物内にあります。
空港内の施設は、2つの小さなカフェ、トイレ、礼拝所、ATM、小さな売店のみ。
ラウンジ、外貨両替所、荷物預かり所はありません。
空港到着時の注意点
デニズリ空港はとても小さく、ボーディングブリッジもないのでターミナルビルまでは歩いて移動です。
その際、ひとつ注意しないといけないことがあります。
ターミナルビルへの入口が、国内線到着(Domestic Arrival) と 国際線到着(International Arrival)に分かれていて、間違ったほうの入口から入ってしまうと預け荷物が受け取れません。

国内線到着の入口から入るべき人
イスタンブールのトルコ国内線ターミナルで荷物を預けて(単純な国内線として)乗った人。
国際線到着の入口から入るべき人
日本(または他の国)からイスタンブール経由でデニズリまで、荷物をスルーで預けて乗った人。
※イスタンブールでは乗り継ぎ客用の審査場を通り、荷物の預け直しをしていない人
荷物をスルーで預けている場合、最終到着地のデニズリ空港で荷物検査があります。
そのため、通常の国内線利用客とは預け荷物が出てくる場所が異なるのです。
空港シャトルバス(空港から来るとき)

各フライトの到着時間にあわせて、空港シャトルバス「Hava Ulaşım」が運行しています。
事前予約不要で乗車可、運賃は乗車後に支払い。
※トルコリラ現金、またはクレジットカード払い
空港シャトルバスは、空港ビルを出て前方30メートルほど先のところで待機しています。
大型と小型、2種類のシャトルバスが止まっているはず。
①デニズリ市内行き(大型バス)
②パムッカレ・カラハユット行き直行(小型バス)
※②パムッカレ・カラハユット行きはヒエラポリス・パムッカレの近く、または個別にホテルまで送迎してくれるVIP対応なので、①デニズリ市内行きと比べると運賃は倍以上です。
公式サイト(トルコ語):https://havaulasim.denizli.bel.tr
①デニズリ市内行き(大型バス)
Otogar(バスターミナル)前、Çınar(デニズリ市内中心部)の停留所2ヶ所で停車。
旅行者はオトガル(バスターミナル)前で降りるのが便利。
運賃は乗車後に支払い、トルコリラ現金、クレジットカード払い可。
乗車時間は約1時間。
デニズリオトガルからパムッカレへ行く場合は、オトガル地下から出ているローカルのミニバスに乗車。
②パムッカレ・カラハユット行き直行(小型バス)
ヒエラポリス・パムッカレのメインゲート近く、ナチュラルパーク前に停車。
宿泊するホテルが決まっていれば、乗車の際スタッフに伝えればホテルの近くで降ろしてもらえる。
運賃は乗車後に支払い、トルコリラ現金、クレジットカード払い可。
乗車時間はパムッカレ村まで約1時間、カラハユット村まで約1時間15分。
【補足】
時期によっては空港でいったん全員をデニズリ市内行きの大型バスに乗せ、途中の分岐点まで運びパムッカレ・カラハユット行きの小型バスに乗り換えさせるケースもあるようです。

空港シャトルバスは乗客が乗り揃うのを待つので、発車までだいぶ待たされることがあります。
事前にプライベート送迎を申し込んでおけば、空港ビルの出口で名前でピックアップされ、乗車後すぐに目的地まで移動できるので早くて安心。
弊社で予約を承っていますので、詳しくはメールかLINEよりお問い合わせください。
空港シャトルバス(空港へ向かうとき)
各フライトの出発時間にあわせて、空港シャトルバスが運行しています。
①デニズリ市内発(大型バス)
②パムッカレ・カラハユット発直通(小型バス)
※要事前予約
公式サイト(トルコ語):https://havaulasim.denizli.bel.tr
①デニズリ市内発(大型バス)
Çınar(デニズリ市内中心部)、Otogar(バスターミナル)前の2ヶ所から、予約不要で乗車可。
運賃は乗車後に支払い、トルコリラ現金、クレジットカード払い可。
乗車時間は約1時間。
デニズリ空港発のフライトに合わせた運行のみ(日に2~4本程度)、毎日定刻発ではありません。
運行スケジュールはオトガル前の空港シャトル乗り場に張り出される時刻表か、上記公式サイトで確認。
②パムッカレ・カラハユット発(小型バス)
予約時に希望の迎車地を指定、予約ベースでのみ運行のため事前予約が必須。
乗合いなので、希望の時間を指定することはできません。
予約は現地代理店に手配を依頼、公式サイト経由で直接電話依頼も可(トルコ語のみ)。
午前中のフライトなら前日夕方まで、午後以降のフライトなら当日の午前中の予約が必須。
代理店での支払い時は現金払いのみ。(ユーロ、米ドル、トルコリラ)
乗車時間はパムッカレ村から約1時間、カラハユット村から約1時間15分。
【補足】
予約人数が少ない場合は、パムッカレ・カラハユットから途中の分岐点まで小型バスで運び、デニズリ市内方面から出る大型バスに乗り換えさせて空港へ送る運用にしているようです。
パムッカレ村の代理店では、空港シャトルバス(Hava Ulaşım)ではなく、自社でアレンジする空港直通の乗合いバンを出すことがあります。
空港シャトルバスとほぼ同料金、かつ座席に空きがあれば直前依頼でも対応してもらえるので、現地で聞いてみるとよいでしょう。
時間的に余裕があればデニズリオトガルまでミニバスで移動し、オトガル前から空港シャトルバスに乗り継ぐ方法が運賃は安いですが、時間のコントロールを誤ると乗り遅れるので要注意。
直通バスを利用したほうがオトガルでの乗り換えの心配がなく、時間の節約にもなります。
人数が多い場合はプライベート送迎を頭割りしたほうが安くなるケースがあります。(以降の「空港プライベート送迎」を参照)

空港プライベート送迎
各代理店や一部のホテルでは、空港プライベート送迎サービスを提供しています。
プライベート送迎は車1台あたりの料金設定になっていることが多いです。
料金的には、4人いればパムッカレ⇔空港直通の乗合いバンとトータル料金は同じぐらい、という値ごろ感。
5人以上いるならプライベート送迎にして頭割りしたほうがお得です。
時間的に可能であれば、同じ方面にあるカクルック洞窟への立ち寄りも可能です。

プライベート送迎をご希望の際は、メールやLINEからお問い合わせください。
弊社では、カクルック洞窟への立ち寄りを無料サービスしています。

↓LINE公式からチャット相談できます↓
タクシー
空港⇔パムッカレ間は、タクシーも利用できます。
デニズリ・パムッカレエリアは現在Uberのようなタクシーアプリにはまだ対応していません。
クレジットカード払いに応じないタクシーも多いので支払い方法は事前に要確認。
空港から乗る場合は、空港ビルを出たところに黄色いタクシーが待機しています。
ヒエラポリス・パムッカレの近くから乗車する際は、ナチュラルパークの前にタクシー乗り場があります。
※料金は事前にドライバーへの確認、交渉が必要です。
デニズリ鉄道駅からパムッカレへのアクセス
デニズリにはトルコ国鉄(TCDD)が通っており、バスターミナルの近くに鉄道駅があります。
セルチュク(エフェソス遺跡の最寄り)、イズミル アドナン・メンデレス空港、イズミル市内を通る鉄道で、運行時間はかなり正確で利用しやすいです。

デニズリ鉄道駅
デニズリの鉄道駅はプラットホームが1つで、端に小さな売店があるだけの小さな駅です。
荷物預かり所はありません。
大きな荷物がある場合はバスターミナルまで移動し、前述の有料の荷物預かり所を利用するとよいでしょう。
鉄道駅 ⇒ パムッカレ
鉄道駅からの移動は、早くて楽なのはタクシーの利用です。
駅を出たところに黄色いタクシーが待機しています。
パムッカレ村までおよそ20~30分、カラハユットまで35~45分。
タクシーの利用は避けたければ、いったんバスターミナルまで移動し(徒歩5~6分)、前述のミニバスを利用するのがよいでしょう。
鉄道駅とバスターミナルは大通りを挟んではす向かいの位置にあり便利です。
鉄道の切符の購入方法
デニズリは始発駅になるため、デニズリを出発する列車のチケットであれば、当日乗車前に窓口で購入するのが一番簡単。
鉄道の切符はオンラインでも購入することができます。
参考までに、トルコ国鉄のサイトのリンクを貼っておきます。
トルコ国鉄(TCDD)
https://ebilet.tcddtasimacilik.gov.tr/
オンライン購入に関する注意点
- 上記サイトはトルコ国鉄の予約サイトです。
- トルコ国外からのアクセス(カード決済)に制限がかかる場合があります。
- 不明な点はサイト内に記載のあるコールセンターへ問い合わせてください。
- 操作や翻訳、トラブル時のサポートはできません。

おわりに
パムッカレへのアクセス、バスターミナル、空港、鉄道駅など、移動に関する情報をまとめてみました。
皆様の旅行の参考になれば嬉しいです。
トルコでは予告なしにシステムやサービスが急に変更になることがよくあります。
なるべく正確な情報を更新するよう心がけていますが、確認や更新作業が追い付かないこともあるので、最新情報は現地にてご確認ください。
世界遺産ヒエラポリス・パムッカレの観光については、以下の記事も併せてご覧ください。
※掲載情報には細心の注意を払っていますが、情報の正確性、有用性について保障するものではありません。

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- サイト内容に関するご質問
弊社サービスに関するご質問はメールでいただくと丁寧に回答できます。
2営業日以内にメール返信します。
弊社公式LINEアカウントと友だちになってメッセージのやり取りができます。
直前のご依頼はLINEからどうぞ。

日本語でお気軽にお問い合わせください。


