
こんな疑問を解決します
- アンティークプールは営業してる?
- 着替える場所・シャワー・ロッカーはある?
- 水温や温泉の状態ってどんな感じ?
- 遺跡プールでの注意点や持ち物は?
パムッカレのヒエラポリス遺跡を訪れたら、ぜひ立ち寄りたいのが「アンティークプール(Antik Havuz)」。
別名「クレオパトラプール」とも呼ばれるこの温泉プールは、古代遺跡の柱や石材が今も水中に残る、世界でも珍しい遺跡プールです。
そんなアンティークプールは、改修工事のため2025年から2026年にかけて長期間閉鎖されていました。
本記事では、2026年5月にリニューアルオープンした新・アンティークプールについて、オープン時間や入場料などの基本情報から、シャワーやロッカーなどの設備、入場からプール利用の流れまで、徹底解説します。

- 1. パムッカレのアンティークプールとは?
- 1.1. 本物の遺跡が沈む温泉プール
- 1.2. 「クレオパトラプール」の由来
- 1.3. 石灰棚とアンティークプールの違い
- 1.4. プール内のぬるぬるや浮遊物の正体
- 2. 長期の改修工事を経て2026年に再開
- 2.1. 2026年5月に営業が再開!
- 2.2. リニューアルで変わったこと
- 3. 新・アンティークプール基本情報
- 3.1. アンティークプールの場所
- 3.2. 営業時間
- 3.3. 料金システム
- 3.3.1. プール利用料
- 3.3.2. 支払い方法
- 4. アンティークプールの利用方法
- 4.1. 施設の全体像
- 4.2. チケットの購入
- 4.3. ロッカー・更衣室・シャワー
- 5. 別名クレオパトラプールの全貌
- 5.1. プールの雰囲気
- 5.2. 緑豊かなリラックスエリア
- 5.3. チケットなしで利用できるエリア
- 6. あると便利なもの&注意点
- 6.1. 持っていくと役立つもの
- 6.2. プール利用時の注意点
- 7. アンティークプール「よくある質問」
- 8. おわりに
📝2026年9月に実際アンティークプールを訪問・利用して確認した内容ですが、営業時間や利用料金、施設運営状況は今後変わる可能性があります。最新情報は現地にてご確認ください。
パムッカレのアンティークプールとは?

本物の遺跡が沈む温泉プール
世界複合遺産「ヒエラポリス・パムッカレ」の遺跡エリア内にあるこの場所は、古代都市の遺跡の中で泳ぐことができる世界でも極めて珍しい温泉プールです。
現在プールのある場所には、古代ローマ時代には市民が行き交う「アゴラ(広場)」の美しい列柱回廊がありました。
しかし、西暦7世紀の大地震によって地盤が大きく陥没し、地上に立ち並んでいた大理石の豪華な柱が崩れ落ちてしまいます。
そこに地下から湧き出た自然温泉が溜まったことで、偶然にも現在のプールが作られたとのこと。
足元に沈む大理石の柱や彫刻は演出用のダミーではなく、かつて地上に建っていた本物の遺跡なので、古代ローマの柱を足で跨ぎながら温泉に浸かるという珍しい体験ができます。
「クレオパトラプール」の由来
「アンティークプール」という正式名称でありながら、なぜ「クレオパトラプール」と呼ばれるのか?
この別名は、古代エジプトの女王クレオパトラがその美しさを保つために、遥々この地を訪れて浴したという伝説に由来しています。
歴史的な記録としてクレオパトラが直接入浴した確証があるわけではありませんが、当時の古代ローマ貴族たちが病気療養や美容目的でこぞって訪れた湯治場(スパリゾート)であったことは歴史的な事実。
ミネラル分を豊富に含んだ肌あたりの柔らかいお湯は、まさに「美と健康の湯」として古代から人々に愛され続けてきました。
石灰棚とアンティークプールの違い
パムッカレの代名詞である真っ白な石灰棚を流れる水も、実はアンティークプールと同じ天然の温泉水です。
石灰棚のお湯は、長い水路をゆっくり流れる間に冷まされ、白い石灰分が固まっていきます。
一方、アンティークプールは温泉が絶え間なく湧き出ているため、石灰が溜まるヒマなく常に透明なお湯が保たれています。
プール内のぬるぬるや浮遊物の正体
実際アンティークプールに入ってみると、底に沈む遺跡に触れると少しぬるぬるしていたり、水面に緑色の藻のようなものが浮かんでいるのに気づくかもしれません。
年間を通して約36度という温かい水温と、太陽の光、そして温泉に含まれる豊富なミネラルによって、水中では自然の藻が発生しやすくなります。
プールの底にある大理石や岩の表面に付着した藻類が湧き出るお湯の流れや人の動きによって剥がれ落ち、水面にも浮かんできます。
長期の改修工事を経て2026年に再開

2026年5月に営業が再開!
トルコ文化観光省による大規模な周辺環境整備および保全工事のため、アンティークプールは2025年1月から約16ヶ月間にわたり長期休業に入っていました。
観光客が少ないオフシーズンのうちに工事を終わらせ、春から始まるオンシーズンには間に合わせる予定と発表されていましたが、当初の予定を大きく上回る遅延。
さらに、建物や施設の改修自体は早々に完了していたものの、運営権や行政上の手続きといった調整が難航し、オープン時期が二転三転。
度重なる延期を経て諸問題が解決し、2026年5月1日にやっと営業再開しました。
リニューアルで変わったこと
今回の改修工事では、アンティークプール全体の設備と周辺の利用環境が大幅に変わりました。
老朽化していた更衣室やロッカー、シャワー、トイレといった基礎設備が全面的に一新され、より現代的な施設にアップデートされています。
また、プールサイドのスペースやカフェテリア、休憩エリアの配置など、施設全体のレイアウトや動線も大きく変更されました。
新しくなったアンティークプールの詳細について、以降で詳しく解説していきます。
新・アンティークプール基本情報
リニューアルしたアンティークプールは、以前に比べて営業時間や料金も大幅に変更されています。
2026年9月時点で確認した内容をお伝えします。
アンティークプールの場所

アンティークプールは、ヒエラポリス・パムッカレの敷地内、中央エリアの考古学博物館の隣りに位置しています。
どの入場ゲートから入っても、最終的に石灰棚と大劇場の間のエリアを目指して歩けば迷わず到着できます。
一番歩く距離が短くて済むのは南ゲートからのアクセスで、平坦な道を歩いて15分ぐらい。
ヒエラポリス遺跡内には案内表示がこまめに出ているので、迷うことはないでしょう。
営業時間
2026年9月現在、アンティークプールは以下の時間で営業しています。
Open:08:00
Close:18:30
年中無休。
冬季は営業時間が変わります。
現時点で冬季の営業時間は公式サイトでも発表されていないため不明ですが、上記より短くなるはずです。
また、設備のメンテナンスや行政上の理由などにより、予告なく営業時間が変更されたり一時的に入場制限がかかる場合があります。
特に早朝や閉園に近い時間帯に利用を予定している場合はご注意ください。
料金システム

アンティークプールを利用する際は、サイトの入場料とは別にプール利用料を支払う必要があります。
※施設に入って外からプールを眺めたり、カフェやトイレを利用するだけなら無料
プール利用料
※2026年9月時点
| 大人 | 600トルコリラ |
| 子ども(7~12歳) | 300トルコリラ |
| 子ども(0~6歳) | 無料 |
子ども料金で利用する際は、パスポートの提示が必須です。
プール入場料の割引について
外国人は、ミュージアムカードを持っていてもプール利用料の割引はありません。
イカメット取得済みでMüzeKart99を持っている外国人も割引対象外です。
唯一、トルコ国籍で一般のMüzeKartを持っている人のみ割引が適用されます。
支払い方法
支払いは、トルコリラ現金、またはクレジットカード(デビットカード)のいずれか。
チケット窓口のすぐ近くには、銀行ATMも設置されています。
アンティークプールの利用方法
アンティークプールの施設内は十分な案内が出ておらず、はじめてプールを利用する外国人旅行者にとっては分かりづらい点が多いです。
施設の利用法を詳しく解説するので、これから利用する予定の方はぜひ参考にしてみてください。
施設の全体像

リニューアルしたアンティークプールは全体が茶色で統一されていて、外観からはプール施設だと分かりづらいです。
泳がなくてもプールの様子を見てみたい人は、上の写真で左手の入り口から中へ。
プールで泳ぎたい人は、建物の右端へ進んで、裏手に周るとチケットブースがあります。
※写真に見えている表側のブースはサイト内の乗り物用なので、プール利用の場合は裏手へまわってください。
チケットの購入

窓口でチケットを購入したら、ゲートを通って中へ入ります。
ここから先はチケットのない人は入場できません。
ゲートを通った先は、「見るだけの人」と「プールを利用する人」のエリアが完全にわかれています。
ロッカー・更衣室・シャワー

ゲートを抜けた先にはロッカー・更衣室・シャワーの設備があり、A~Dまで4つのセクションにわかれています。
手前のAとBが女性用、奥のCとDが男性用。
しかし、目立つように案内が出ていないので、利用者は誰も気づかず男女の区別なく適当に使っています。

中にはこのようなロッカーが設置されていて、無料で使うことが出来ます。
4桁の暗証番号をセットして鍵をかけるタイプ。

ロッカーの横幅じたいは30cmほどありますが、上の写真のように物を置けるスペースはそれほどないので、大きな荷物だと収納しづらいかも。
鍵の利用方法については、ホテルの客室にあるような一般的なセーフティボックスと同じで、4桁の数字をセットし最後に「#」を押せばロック・ロック解除できます。

ロッカーの向いには、更衣室とシャワールームがあります。
更衣室のほうは、これからプールに入るために着替える人、プールから出て着替える人の両方が利用するので、混雑時には順番待ちの列が出来ています。

更衣室は、荷物を置ける台が設置されているだけ。
床が泥や水で濡れていて、衣服が床に付かないように脱ぎ着するのは結構大変!
シャワーは水しか出ません。
別名クレオパトラプールの全貌
ここからは、実際のアンティークプール(クレオパトラプール)の様子をご紹介します。
プールの雰囲気

茶色い外観の施設から芝生スペースを挟んで、遺跡のプールが広がっています。
建物側から見るより実際には奥行きがあり、緑に囲まれているので気持ちいい空間です。

岩肌の隙間や特定の湧出口からは、地下の熱鉱泉が流れ込んでいます。
基本的には歩いて入れる深さですが、一部には最大水深が2メートル以上と深くなっているポイントもあるため、泳いだりプカプカ浮かんだりして楽しめます。
ただし、水の中には剥がれ落ちた藻がかなりたくさん浮いているので、特に女性は髪につかないよう注意が必要。
緑豊かなリラックスエリア

リニューアルにより大きく変わったのは、プール周辺に増えた芝生エリアと、くつろげるベンチなどが設置されたこと。
このエリアはプールの利用者しか入れないため、混雑時期でもゆったり過ごすことが出来ます。
地元のトルコ人は、レジャーシートを広げてピクニック気分で楽しんでいる人も。
チケットなしで利用できるエリア

プールに入らない人でも利用できるスペースがあります。
少し遠目にはなりますが、プールで泳ぐ人たちを見学することも可能。

施設内には、カフェ、お手洗い、小さなショップがあります。
この場所とプールエリアの間には柵があり行き来することが出来ないので、もし飲み物などをプールのほうへ持ち込みたい場合は、ゲートを通る前にこちらで購入しておきましょう。

こじんまりしたカフェですが、各種飲み物のほか、フード類も提供しています。
サンドイッチやドネルケバブなどもあり、意外とメニューは充実しています。(値段はお高め)

小さなショップでは、雑貨類をメインに販売しています。
ここでは、プールで汚して使えるような日常使いのタオルは販売していません。
高級ハマムタオルしか置いてないので、プールで使うタオルは必ず持参しましょう。
あると便利なもの&注意点
アンティークプールを訪れるにあたって、あると便利なものや利用上の注意点をお伝えします。
持っていくと役立つもの

- 水着
- 泳ぐなら必ず持参!
- タオル
- 体を拭く用 ※レンタルはないので持参必須
- ビーチサンダルの類
- 更衣室からプールまでの間を移動するのに必要
- 飲み物
- ゲートを通った後には売店がないので持ち込み要
- キャップ(潜って泳ぐ場合)
- 水面や水中には藻が多いので髪に絡まるのを防げる
- ゴーグル(潜って泳ぐ場合)
- 水中の遺跡を見たい人向け ※ただしゴーグルを付けている人はあまりいない
- ビニール袋
- 濡れた水着やタオルを入れるのに1枚あると便利
プール利用時の注意点

施設内には、以下の内容が注意事項として明記されています。(看板の内容をそのまま日本語訳)
- お子様のプールへの入場・利用責任は保護者にあります。
- プールに入るお子様は、必ず保護者の監視のもとに置いてください。
- 日焼け止めおよびタンニングオイルの使用は禁止です。
- プールへの飛び込み・潜水は危険行為にあたるため禁止です。
- 遊泳時間は最長2時間までです。
- プール内の古代の石は、滑りやすくなっていたり尖っていたりする場合があります。
- ライフガードおよびプールスタッフの指示に従ってください。
- 手荷物や貴重品の管理は自己責任です。
- 高血圧、心臓疾患のある方、および妊婦の方のプール利用は固く禁止します。
- 18歳未満のお子様がプールの深いエリアで泳ぐのは危険です。
- ショートパンツ、水着、ブルキニ(ムスリム用の水着)以外の服装でプールに入ることは禁止です。

「遊泳時間は最長2時間まで」と書いてありますが、特に時間管理されているわけではありません。
アンティークプール「よくある質問」

温泉プールは冬でも利用できる?(水温はどのくらい?)
冬でも利用・遊泳が可能です。(年中無休)
アンティークプールの源泉温度は36℃前後に保たれており、天然の温水プール(温熱温泉)となっているため、冬場でも水の中に入ってしまえば寒さはそれほど感じません。
ただし、冬のパムッカレは外気温が一桁台、日によってはマイナスまで下がることがあるため、利用する人は少ないです。(ほぼロシア人のみ💦)
どの時間帯が空いている?
朝早い時間のほうが空いています。
オンシーズンだと11時頃から夕方17時頃まではかなり混雑します。
休日には地元のトルコ人も遊びに来るので、平日より混む傾向があります。
プールで泳ぐ時間を含めて、ヒエラポリス・パムッカレの観光所要時間はどれくらい?
ヒエラポリス遺跡のメイン部分を観光し、アンティークプールで泳いで、石灰棚でちょっと遊んだり写真撮影をする程度なら、ゲート入場から退場までで4時間ほどかけられる方が多いです。
人によっては朝から夕方までサイト内で過ごす方もいるので、個人差はあります。
ロッカーに入らないような大きな荷物は、どこかで預かってもらえる?
サイト内に有人の荷物預かり所はないので、ロッカーに入りきらない荷物を預かってもらうことはできません。
(宿泊の場合は)ホテルに置いていくか、(日帰りの場合は)オトガルの荷物預かりを利用する、もしくは村の代理店で預かってもらうなど、事前に対策を考えておいたほうがいいです。
シャワールームで洗髪はできる?
個室のシャワールームがありますが、水しか出ませんので髪を洗うのは厳しいと思います。
施設側もおそらくシャンプーを使って洗髪することまでは想定していないと思われます。(禁止とは書かれていませんが)
シャワールームの数じたい少ないので、長時間の独占使用は避けたほうがよさそうな雰囲気です。
おわりに

改修工事が終わって2026年5月にリニューアルオープンしたヒエラポリス・パムッカレのアンティークプール。
遅ればせながら、私自身もやっと9月に行って利用してきました。
利用者目線で確認した内容になりますので、これからヒエラポリス・パムッカレを訪れる人の参考になれば幸いです。
他トルコ旅行に関する記事は、本サイト内のブログカテゴリにて色々書いています。
https://pamukkale-denizli.com/category/blog
併せてこちらもご参考に。
※掲載情報には細心の注意を払っていますが、情報の正確性、有用性について保障するものではありません。
📝執筆者情報
Shizuka(シズカ)| トルコ・デニズリ在住。
トルコの正規旅行代理店Castle(TÜRSAB加盟/ライセンス番号:A-3449)の元で、デニズリ・パムッカレを拠点に旅行サービスのオンライン手配に携わっている。
現地での実務経験をもとに、実際の運用や最新の状況に基づいた正確な情報を日本語で分かりやすく発信中。

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