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この記事で伝えたいこと
- トルコ共和国ってこんな国
- 初トルコ旅行で必見の有名観光地
- 人気スポットの見どころ&魅力
- トルコの観光名所ランキング
初めてのトルコ旅行、どこへ行ったらいいか迷っていませんか?
旅人を魅了してやまないトルコには、神秘の遺跡、青い海、可愛い街並み……魅力がいっぱい!
この記事では、初トルコでも楽しめる定番の有名都市と人気スポットをまとめてご紹介します。
記事の最後にはちょっとおふざけで、AIに聞いた「トルコの人気名所ランキングTOP10」の結果も公開していますので、参考にしてみてください。

- 1. 初めてのトルコ!旅の準備編
- 1.1. トルコってどんな国?
- 1.1.1. トルコの正式名称
- 1.1.2. トルコの首都
- 1.1.3. トルコの人口と国土
- 1.1.4. トルコの公用語
- 1.1.5. トルコの通貨
- 1.1.6. トルコの宗教
- 1.2. トルコ旅行の予算
- 1.3. トルコの治安&注意点
- 2. トルコ初心者まずはココへ!おすすめ観光地8選
- 2.1. イスタンブール【定番】
- 2.1.1. イスタンブール基本の交通手段
- 2.1.2. 必見スポット&楽しみ方
- 2.2. カッパドキア【定番】
- 2.2.1. カッパドキア基本の交通手段
- 2.2.2. 必見スポット&楽しみ方
- 2.3. パムッカレ【定番】
- 2.3.1. パムッカレ基本の交通手段
- 2.3.2. 必見スポット&楽しみ方
- 2.4. エフェソス
- 2.4.1. エフェソス基本の交通手段
- 2.4.2. 必見スポット&楽しみ方
- 2.5. ブルサ
- 2.5.1. ブルサ基本の交通手段
- 2.5.2. 必見スポット&楽しみ方
- 2.6. コンヤ
- 2.6.1. コンヤ基本の交通手段
- 2.6.2. 必見スポット&楽しみ方
- 2.7. アンタルヤ
- 2.7.1. アンタルヤ基本の交通手段
- 2.7.2. 必見スポット&楽しみ方
- 2.8. サフランボル
- 2.8.1. サフランボル基本の交通手段
- 2.8.2. 必見スポット&楽しみ方
- 3. トルコ人気名所ランキング【AIに聞いた結果】
- 4. おわりに
初めてのトルコ!旅の準備編
トルコを初めて訪れる際には、文化や気候、旅行費用の目安、そして現地の治安や注意すべきことなどを知っておくと安心です。
トルコ旅行前にチェックしておきたい基本情報や準備ポイントを解説します。
トルコってどんな国?

トルコの正式名称
トルコの正式名称は「トルコ共和国」。
オスマン帝国が解体する中、ムスタファ・ケマル・アタテュルクが指導した独立戦争に勝利し、1923年に共和制国家として成立しました。
トルコの首都
首都は「イスタンブール」と間違われることが多いですが、実際の首都は「アンカラ」です。
アンカラには「アタテュルク廟」のような歴史的建造物や博物館、古代ローマ時代のローマ浴場跡など、実は多くの観光スポットがあります。
しかし、アンカラは政治・行政の中心地という側面が強く、トルコの首都でありながら観光目的で訪れる外国人旅行者の数はそれほど多くありません。

トルコの人口と国土
トルコの人口は約8,700万人。(2025年現在)
国土面積は約78万平方キロメートルで、日本の約2倍の広さです。
そのため気候は地域によって大きく異なり、旅行の際には訪れる場所に合わせた支度が必要になります。
トルコの公用語
トルコ共和国の公用語はトルコ語(Türkçe)。
書字としては、オスマン帝国時代に使われていたオスマン語(アラビア文字表記)から改革され、現在はラテン文字表記をベースにした現代トルコ語が使用されています。
トルコの通貨
通貨はトルコリラ(Türk Lirası)。
2025年現在、紙幣は5リラ~200リラの6種類、硬貨は1リラのほか、リラの補助通貨として5,10,25,50クルシュ(Kr)があります。

国際的な取引や外国為替市場で使われる通貨コードは「TRY」、通貨シンボルは「₺」、略式表記としては「TL」もよく使われます。
現地の人は「リラ」または「テーレー」と発音します。

観光地ではトルコリラの他、ユーロや米ドルも利用できる場面が多いです。
トルコの宗教
トルコの宗教は、戸籍上の宗教の帰属としてはムスリム(イスラム教徒)が99%と言われています。
しかし、政治や公的な活動から宗教を切り離した世俗主義を原則としているため、すべての国民が厳格にイスラム教の戒律を守っているわけではありません。
トルコではイスラムに対する考え方や実践には個人差が大きいのが特徴。
トルコを旅行中、現地で暮らす人々と触れ合う機会があれば、特に女性はその見た目からも保守的な層とリベラルな層がはっきり分かると思います。
トルコ旅行の予算
トルコ旅行の費用は、滞在日数や旅行スタイルによって大きく変動します。
1週間程度の個人旅行であれば、航空券にプラス、10万円~15万円程度が目安。
オンシーズン(4月~10月)は航空券やホテルのみならず、現地で参加するツアーやアクティビティの料金相場も高くなる傾向があります。
トルコの物価や最新の旅費については、以下の記事で詳しく解説しているのでご参考に。
トルコの治安&注意点
現地在住の感覚では、トルコの治安は比較的安定している印象です。
ただし、大きな都市ではテロや政治的デモが発生することがあります。
観光地、特にイスタンブールでは観光客を狙ったスリやひったくりも報告されているため、貴重品管理には十分注意が必要です。
イスラム教徒の多い国ならではの注意すべき点、観光地での客引きなど、実際よくある事例を含めて以下の記事で注意喚起していますので、旅行前に是非チェックしてください。
トルコ初心者まずはココへ!おすすめ観光地8選

トルコ旅行の定番の行き先といえば、団体ツアーでも個人旅行でも多くの人が訪れるのが
- イスタンブール
- カッパドキア
- パムッカレ
この3つの観光地はメディアでも取り上げられることが多いので、雰囲気は分かる!という方が多いのではないでしょうか。
その他、トルコを象徴する印象的な都市
- 古代の交易拠点であった「エフェソス」(イズミル県)
- オスマン帝国の魂が宿る古都「ブルサ」
- 信仰・宗教文化の中心地「コンヤ」
- 地中海リゾートと古代遺跡が融合する「アンタルヤ」
- オスマン帝国時代の木造建築が今でも残る「サフランボル」(カラビュック県)
あたりはトルコ初心者にもおすすめ。
以降でそれぞれの都市の見どころをお伝えします。
イスタンブール【定番】

イスタンブールは、ヨーロッパとアジアの文化が交差する歴史的な都市。
世界遺産に登録されているイスタンブール歴史地域(旧市街)、美しいモスクや宮殿、活気あふれるバザールなど、見どころが満載です。
| 滞在日数目安 | 2~4日 |
| 主な観光スポット | □ヨーロッパ側 スルタン・アフメット・ジャーミー(ブルーモスク) アヤソフィア スレイマニエ・ジャーミー トプカプ宮殿 地下宮殿 グランドバザール エジプシャンバザール オルタキョイ イスティクラル通り ガラタ塔 □アジア側 カドキョイ ユスキュダル |
| 最寄り空港 | イスタンブール空港(IST) サビハ・ギョクチェン空港(SAW) |
| 主なバスターミナル | エセンレル・オトガル(Esenler) |
| 空港からの移動方法 | 空港シャトルバス(Havaist) メトロ タクシー 空港プライベート送迎 |
イスタンブール基本の交通手段
空港からホテルのある中心地までは空港シャトルバス、メトロなどの公共交通が利用できるので、初めてのイスタンブールでもそれほど迷わずに移動できるでしょう。
旧市街、新市街の観光は徒歩&トラム移動が中心に。
ヨーロッパサイドからアジアサイドへ渡るには、ボスポラス海峡を横断する海底トンネルを走る鉄道「マルマライ」やフェリーを利用します。
市内交通の利用には「イスタンブールカード」を購入してもいいですが、最近はクレジットカードのタッチ決済も使えるので便利です。
必見スポット&楽しみ方
イスタンブールで見逃せないスポットは、「イスタンブール歴史地域(旧市街)」に多く集中しています。

観光客のほとんどが訪れるブルーモスク(スルタン・アフメット・ジャーミー)とアヤソフィア。
メデューサの首を台座とする円柱でお馴染み地下宮殿(バシリカ・シスタン)も人気があります。

ドラマ「オスマン帝国外伝」を見ていた人ならトプカプ宮殿はマスト。
特にドラマの中心舞台にもなったハレムは必見です!

スルタン・スレイマンがミマール・シナンに建設を命じたオスマン帝国最大級のモスク、スレイマニエ・ジャーミーと、その敷地内にあるスレイマンとヒュッレムの霊廟も外せません。

バザールの熱気を楽しみたいならグランドバザールやエジプシャンバザール(スパイスバザール)へ。
イスティクラル通りでのショッピングやカフェ巡り、ガラタ塔からの夜景も見どころ。

旅程に余裕があれば若者に人気のオルタキョイへ行ってみたり、アジアサイドに渡ってヨーロッパサイドのエキゾチックな雰囲気を遠目に楽しむのも素敵です。
イスタンブールのホテル選びには、こちらの記事もご参考に!
カッパドキア【定番】

自然が作り出した神秘の奇岩群、地下都市、洞窟など、日本では出会うことのない独特な景観が楽しめるカッパドキア。
早朝の熱気球ツアーをはじめ、大自然を満喫できるのが魅力です。
| 滞在日数目安 | 2~3日 |
| 主な観光スポット | 地下都市(カイマクル、デリンクユ) 野外博物館(ギョレメ、ゼルヴェ) パシャバー(妖精の煙突) デヴレント渓谷(イマジネーションバレー) ウチヒサル城 ウフララ渓谷 熱気球ツアーからの眺め |
| 最寄り空港 | ネヴシェヒル空港(NAV) カイセリ空港(ASR) |
| 主なバスターミナル | ギョレメ・オトガル(Göreme) |
| 空港からの移動方法 | 乗合いバス タクシー 空港プライベート送迎 |
カッパドキア基本の交通手段
カッパドキアとは、ネヴシェヒル、カイセリ、クルシェヒル、ニーデ、アクサライ各県に広がる地域のこと。
このエリアにはネヴシェヒル空港、カイセリ空港の2つの空港があります。
カッパドキアには、その他の観光地のように空港や自治体と連携した空港シャトルバスサービスがありません。
空港からホテルへの移動については、以下の記事をご参考に。
必見スポット&楽しみ方
見どころが広範囲にわたるカッパドキアの観光は、1dayツアーに参加するのが一般的。

北部を周るレッドツアーでは、妖精の煙突や岩窟教会、カッパドキアらしい渓谷の絶景が楽しめます。
南部を周るグリーンツアーでは、地下都市(カイマクルやデリンクユ)、ウフララ渓谷のハイキング、キリスト教の歴史を体感できるセリメ修道院へ。
サンセットの時間に馬やラクダに乗って渓谷をのんびり歩くサンセットツアーも人気です。
- 【GetYourGuide】カッパドキア英語ガイド付きレッドツアー
- 【GetYourGuide】カッパドキア英語ガイド付きグリーンツアー
- 【GetYourGuide】カッパドキア乗馬(ホースバックライディング)ツアー
日本語の公認ガイドによる1dayツアーは、弊社にてレッドツアー、グリーンツアー、ミックスツアーを提供しています。
トルコ観光のハイライトといえば、早朝の熱気球ツアー。
カッパドキア熱気球ツアーの詳細は、以下の記事で詳しく解説しています。
カッパドキアでは、洞窟ホテルでの滞在も特別感があって旅の思い出になります。
ホテル選びには、こちらの記事もご参考に。
パムッカレ【定番】

真っ白に輝く石灰棚と、その上に広がる古代都市ヒエラポリス遺跡は「ヒエラポリス・パムッカレ」の名称でユネスコの世界遺産(複合遺産)に登録されています。
水がなくてがっかり!と言われることもあるパムッカレですが、ローマ時代に温泉保養地として栄えたヒエラポリス遺跡、裸足になって歩く石灰棚での非日常、自然の驚異とその美しさ、特に夕焼け時に茜色に染まる光景は感動的です。
| 滞在日数目安 | 1~2日 |
| 主な観光スポット | パムッカレ石灰棚 ヒエラポリス遺跡 カラハユット温泉 ラオディキア遺跡 カクルック洞窟 |
| 最寄り空港 | デニズリ空港(DNZ) |
| 主なバスターミナル | デニズリ・オトガル(Denizli) |
| 空港からの移動方法 | 空港シャトルバス(Hava Ulaşım) タクシー 空港プライベート送迎 |
パムッカレ基本の交通手段
パムッカレがあるデニズリ県へは、イスタンブールから国内線フライトで、他都市からは長距離バスでアクセスするのが一般的。
デニズリ空港からは空港シャトルバスが運行していますし、デニズリオトガル(バスターミナル)からパムッカレ村まではローカルのドルムシュ(ミニバス)で移動できます。
パムッカレ村の中心から「ヒエラポリス・パムッカレ」のサイトまでは徒歩アクセス可能。
以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
必見スポット&楽しみ方
世界遺産「ヒエラポリス・パムッカレ」は敷地がとても広いですが、しっかり予習をしていけば初めてのパムッカレ訪問でも個人で楽しむことは十分に可能。

パムッカレについては、現地在住の私がヒエラポリス・パムッカレや温泉の村カラハユットについて、これでもか!というほど詳しい解説記事を書きました(笑)
これらを読んでいただければ、パムッカレ石灰棚とヒエラポリス遺跡の観光、カラハユットの温泉についてはバッチリだと思います。

時間に余裕があれば、ヒエラポリス・パムッカレからも近いラオディキア遺跡や、少し足を伸ばしてカクルック洞窟へ。
観光地以外のローカルの雰囲気も味わいたければ、デニズリの市内観光もおすすめです。
以下の記事ではデニズリ観光について詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。
エフェソス

トルコの古代遺跡観光の代名詞ともいえるエフェソスは、ローマ時代に栄えたアナトリア地方最大級の巨大な都市遺跡。
良好な保存状態で残っている遺跡の数々は見ごたえがあり、世界中から多くの旅行者が訪れています。
| 滞在日数目安 | 1~2日 |
| 主な観光スポット | エフェソス遺跡 アルテミス神殿跡 エフェス考古学博物館 聖ヨハネ聖堂 セルチュク城塞(アヤスクル城塞) 聖母マリアの家 シリンジェ村 |
| 最寄り空港 | イズミル空港(ADB) |
| 主なバスターミナル | セルチュク・オトガル(Selçuk) |
| 空港からの移動方法 | 空港シャトルバス(Havaş) タクシー 空港プライベート送迎 |
エフェソス基本の交通手段
エフェソス遺跡のあるのはイズミル県にあるセルチュクという町。
最寄りの空港はイズミル空港で、セルチュクまで空港シャトルバスまたは国鉄(TCDD)でアクセスできます。
セルチュクの中心地からエフェソス遺跡まではローカルのミニバスで移動。
以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
必見スポット&楽しみ方
エフェソスはかなり規模の大きな遺跡なので、ガイド付きの現地ツアーに参加するほうが深い理解とともに効率よく周れるのでおすすめ。
個人で行く場合には、行き方や見どころをあらかじめ予習していくとよいでしょう。

エフェソス遺跡は、古代ローマの繁栄と生活が鮮やかに蘇る、保存状態の良い大都市遺跡。
とても見ごたえがあります。
また、エフェソス遺跡の周辺にも歴史的価値の高いスポットがいくつもあります。

聖母マリアが晩年を過ごしたとされる聖母マリアの家や、2体のアルテミス像が展示されているエフェス考古学博物館。

セルチュクのシンボルでもあるセルチュク城塞や、キリストの十二使徒の一人である聖ヨハネの聖堂も、是非訪れたいスポットです。

オスマン帝国時代の古い家屋やギリシャっぽい雰囲気も感じるシリンジェ村へ足を伸ばしてみるのもおすすめ。
エフェソス遺跡とその周辺スポットの見どころは、以下の記事で詳しく解説しています。
ブルサ

14世紀にオスマン帝国の最初の首都として栄えたブルサ。
ウルダー山の麓に位置し、「緑のブルサ」とも呼ばれる自然に恵まれたブルサには、スルタンの霊廟やモスク、キュリエ(公共施設)が街の中心に据えられています。
この歴史的な景観は「ブルサとジュマルクズク:オスマン帝国発祥の地」として2014年にユネスコ世界遺産に登録されました。
| 滞在日数目安 | 1~2日 |
| 主な観光スポット | ウル・ジャーミー コザ・ハン イェシル・キュリエスィ オスマン・ガズィとオルハン・ガズィの霊廟 ムラディエ・キュリエスィ ジュマルクズク ウルダー山 |
| 最寄り空港 | イスタンブール空港(IST) サビハ・ギョクチェン空港(SAW) ※イェニシェヒル空港(YEI)もあるが就航路線が限定 |
| 主なバスターミナル | ブルサ・オトガル(Bursa) |
| 空港からの移動方法 | 空港シャトルバス(BURULAŞ)※サビハ・ギョクチェンから直通 |
ブルサ基本の交通手段
ブルサへはイスタンブールからアクセスする人が多く、陸路と海路の両方でアクセス可能。
サビハ・ギョクチェン空港からブルサ方面には空港シャトルバス(BURULAŞ)が直通していて、ブルサのオトガルまでは30分に1本の頻度で運行しています。
各都市から長距離バスでのアクセスも便利で、イスタンブールのエセンレルオトガルからブルサのオトガルまでは3~4時間。
オトガルから町の中心地(Kent Meydanı)まではトラム(T2号線)や市バスが出ているので、移動は簡単です。
海路の場合は、イスタンブール-ブルサ間をBUDOやIDOといった高速船(フェリー)が運航しており、2時間前後の乗船で移動が可能。
ただし、ブルサ側の港から市内中心部までは二次移動(バス+地下鉄など)が必要になります。
ブルサ市内は地下鉄やトラム、市内バスやドルムシュと交通手段が多くあるので市内観光はしやすいです。
必見スポット&楽しみ方
必見スポットは、第5代スルタン・メフメト1世によって建設された「イェシル・キュリエスィ」。

緑の霊廟(イェシル・トゥルベ)と緑のモスク(イェシル・ジャーミー)とから成り、青緑色の美しいイズニックタイルの建築はオスマン帝国初期の最高傑作の一つとされています。

ブルサ市内中心部に位置するグランドモスク(ウル・ジャーミー)と、その隣りにあるかつてシルクロードの絹の交易拠点として栄えたコザ・ハンも見どころ。

市内を見下ろすトプハーネ公園の丘では、ブルサの街並みとオスマン帝国のルーツをたどることができます。
オスマン帝国創始者オスマンとその息子オルハンの霊廟は必見。

オスマン家一族の霊廟が集中するムラディエ・キュリエスィも見ごたえがあります。
ここにはムラト2世の墓をはじめ、多くの王子や廷臣たちの墓が収められています。

ドラマ「オスマン帝国外伝」を見ていた人なら、父スレイマンによって処刑された悲劇の皇子ムスタファと、彼の母マヒデブランが一緒に眠る霊廟はマストで訪問したい場所。

ブルサの郊外までちょっと足を伸ばして、オスマン帝国初期の伝統的な村「ジュマルクズク」へ。
この村では、伝統的なトルコの朝食(Serpme kahvaltı)を楽しむのがおすすめです。
コンヤ

かつてルーム・セルジューク朝の首都として栄えたコンヤ。
イスラム神秘主義の詩人メヴラーナ(ルーミー)が創始したメヴレヴィー教団の聖地として知られ、旋回舞踊「セマー」も有名です。
宗教色が濃く、歴史的なモスクや神学校が残る文化的な都市。
| 滞在日数目安 | 1~2日 |
| 主な観光スポット | メヴラーナ博物館 セリミエ・ジャーミー インジェ・ミナーレ神学校 カラタイ神学校 アラアッディン・ジャーミー アズィズィイェ・ジャーミー |
| 最寄り空港 | コンヤ空港(KYA) |
| 主なバスターミナル | コンヤ・オトガル(Konya) |
| 空港からの移動方法 | 空港シャトルバス(Havaş) タクシー |
コンヤ基本の交通手段
コンヤにはコンヤ空港があり、中心地まで空港シャトルバスでの移動が可能。
外国人旅行者の場合、コンヤへは他都市から長距離バス、またはアンカラから高速鉄道(YHT)でアクセスする人が多いです。
特に、パムッカレやアンタルヤから長距離バスでカッパドキアへ行く途中に立ち寄る人が多く、その場合はコンヤのオトガルに到着します。

コンヤのオトガル(バスターミナル)から中心地までは、トラム(路面電車)かミニバス、またはタクシーで移動するのが一般的。
有名な観光スポットはほとんど市内の中心地に集中しているので、観光の中心地となる「Alaaddin」まで移動してしまえば、あとは徒歩で周れるので個人旅行しやすいです。
必見スポット&楽しみ方
コンヤといえば、まず訪れたいのはメヴラーナ博物館。

コンヤの最重要スポット。
博物館内には教団の創始者メヴラーナ・ジェラルディン・ルーミーの霊廟があります。

メヴラーナ博物館の隣りにあるのが、セリミエ・ジャーミー。
オスマン帝国の絶頂期を築いたことで知られるスレイマン1世の息子、スルタンセリム2世の時代に完成したモスクです。

イスラム教の神学校(マドラサ)として建設された2つの神学校。
現在、インジェ・ミナーレ神学校は石彫・木彫を展示する博物館に、カラタイ神学校はタイル・陶器の博物館になっています。

その他、アナトリア地方のセルジュク期のモスクでは最大級とされるアラアッディン・ジャーミーや、オスマン帝国後期築のバロック・ロココ調を取り入れたアズィズィイェ・ジャーミーも見どころ。

食文化が豊かな中央アナトリアの都市コンヤでは、名物料理も堪能したいです。
コンヤ名物、薄くて長いピザのような「エトリ・エキメッキ(Etli Ekmek)」、伝統的な郷土料理「ティリット(Tirit)」や「オクラのスープ(Bamya çorbası)」はどれも絶品。
アンタルヤ

地中海に面したリゾート地アンタルヤは、古代遺跡と美しいビーチが共存するトルコ屈指のリゾート都市です。
旧市街カレイチにはオスマン様式の家並みや城壁が残り、ローマ帝国時代の遺跡も点在。
夏季には世界中から観光客が訪れる、海と歴史の街です。
| 滞在日数目安 | 1~2日 |
| 主な観光スポット | カレイチ旧市街 コンヤアルトゥ・ビーチ ララ・ビーチ アンタルヤ考古学博物館 ドゥデンの滝 アスペンドス遺跡 ペルゲ遺跡 |
| 最寄り空港 | アンタルヤ空港(AYT) |
| 主なバスターミナル | アンタルヤ・オトガル(Antalya) |
| 空港からの移動方法 | 空港シャトルバス(Havaş) トラム 路線バス タクシー |
アンタルヤ基本の交通手段
アンタルヤ空港から観光の中心地(カレイチ旧市街)まではトラムや空港バスでアクセス可能。
長距離バスで到着した場合もオトガルからトラムに乗れるので、観光スポットへの移動は容易です。
カレイチや一部のビーチエリア周辺の観光は徒歩で楽しめます。
近郊の古代都市(アスペンドスやペルゲ)へは、ツアー参加またはタクシーやレンタカー利用が便利。

必見スポット&楽しみ方
アンタルヤ観光の出発点は、旧市街「カレイチ」。

石畳の細い路地にはブティックホテルやレストラン、土産物店が並び、迷路のような街歩きが楽しいエリアです。

古代ローマ時代のハドリアヌス門は、街のシンボル的存在。
アンタルヤ考古学博物館では、ペルゲなど周辺遺跡から出土した彫刻やモザイクが展示されています。

気温が高く蒸し暑くなるアンタルヤの夏は、海水浴が人気。
アクティブ派ならボートツアーに参加して、ドゥデンの滝や地中海へのダイブを楽しむのも◎。
郊外まで足を伸ばせば、保存状態の良いアスペンドス遺跡やペルゲ遺跡などの古代遺跡を見ることもできます。

食事はちょっとリッチに、お酒と一緒に地中海沿岸ならではの新鮮なシーフード料理を!
サフランボル

オスマン帝国時代の街並みが奇跡的に保存された町。
トルコ北西部カラビュック県にある歴史的な町サフランボルは、白壁に木枠の伝統家屋が立ち並ぶ町。
「生きる博物館」とも呼ばれ、トルコの古き良き暮らしを感じられる場所です。
「サフランボル市街」の名でユネスコの世界文化遺産に登録されています。
| 滞在日数目安 | 1~2日 |
| 主な観光スポット | フドゥルルックの丘 オスマン様式の家屋 エスキ・チャルシュ地区(オールドバザール) |
| 最寄り空港 | アンカラ空港(ESB) |
| 主なバスターミナル | サフランボル・オトガル(Safranbolu) |
| 空港からの移動方法 | アンカラ空港→アンカラ・オトガル(空港シャトルHavaş) アンカラ・オトガル→サフランボル・オトガル(長距離バス) サフランボル・オトガル→旧市街(ローカルのドルムシュ) |
サフランボル基本の交通手段
他都市からサフランボルへアクセスするには、長距離バスを利用するのが一般的。
長距離バスだとアンカラから約3時間、イスタンブールから約7時間でアクセスできます。
サフランボルのオトガルから観光の中心となる旧市街エリアへは、ローカルのドルムシュかタクシーの利用が便利。
町自体がこぢんまりしているので、旧市街エリアだけなら徒歩でも周れます。
必見スポット&楽しみ方
サフランボル観光のハイライトは、地元の人達が「エスキ・チャルシュ」と呼ぶバザールを含む旧市街。

伝統的な木造建築のオスマン家屋が連なり、軒先には手工芸品やロクム、町の名前にもなっている「サフラン」を使った商品が多く並んでいます。

町全体を見渡すには、フドゥルルックの丘(Hıdırlık Tepesi)へ。
トルコ語で"Safranbolu Evleri"="オスマン様式の家屋"が見どころで、赤茶色の屋根が並ぶ美しいサフランボルの風景を一望できます。

地元の名物料理にもサフランが使われているものが多いです。
サフランは非常に手間のかかる手作業による収穫、生産量の少なさにより少量でもかなり高額ですが、お料理やスイーツなら気軽に楽しめます。
トルコ人気名所ランキング【AIに聞いた結果】
最後に、ちょっとAIで遊んでみました。
「トルコの人気名所ランキングTOP10をあげて」というプロンプトを入れて、3つのAI「ChatGPT」「Gemini」「Grok」にトルコの人気名所を質問。
それぞれのAIが生成した結果(レベル感がいまいち統一されていないのですが)、そのまま加工なしで以下の表にまとめましたのでご参考まで。
| 順位 | ChatGPT | Gemini | Grok |
|---|---|---|---|
| 1位 | アヤソフィア (イスタンブール) | カッパドキアの奇岩群 | アヤソフィア (イスタンブール) |
| 2位 | カッパドキアの奇岩群と熱気球 | アヤソフィア (イスタンブール) | トプカプ宮殿 (イスタンブール) |
| 3位 | パムッカレの石灰棚とヒエラポリス遺跡 | パムッカレの石灰棚 | ブルーモスク (イスタンブール) |
| 4位 | エフェソス遺跡 | エフェソス遺跡 | グランドバザール (イスタンブール) |
| 5位 | グランドバザール (イスタンブール) | ブルーモスク (イスタンブール) | カッパドキア |
| 6位 | ボスポラス海峡クルーズ (イスタンブール) | トプカプ宮殿 (イスタンブール) | エフェソス遺跡 |
| 7位 | ネムルト山の巨大石像群 | スメラ修道院 (トラブゾン) | パムッカレ |
| 8位 | トプカプ宮殿 (イスタンブール) | カシュの古代劇場 | ボスポラス海峡 (イスタンブール) |
| 9位 | アンタルヤ旧市街 | ヒエラポリス遺跡 | アンタルヤ旧市街 |
| 10位 | トロイ遺跡 (チャナッカレ) | ギョレメ野外博物館 | トロイ遺跡 (チャナッカレ) |
おわりに

トルコには、他にも魅力的な都市やスポットがたくさんあります。
今回は、個人旅行者に人気かつ比較的行きやすい都市に絞って、それぞれの魅力をお伝えしてみました。
トルコ旅行を計画する際の参考になれば幸いです。
トルコの周遊旅行や旅の準備には、以下の記事も参考にしてみてください。
※掲載情報には細心の注意を払っていますが、情報の正確性、有用性について保障するものではありません。

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