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この記事で伝えたいこと

  • "何の保険もなし"で海外へ出る危険性
  • 現地で見てきた通院・入院・ケガの事例
  • 保険のプロからのアドバイス(インタビュー掲載)
  • クレジットカードの付帯保険で大丈夫?検証結果

海外旅行保険って高いし、自分はまだ若くて健康だし、別に入らなくてもいいかな?

そんな風に考えている人がいるかもしれません。

クレジットカードの付帯保険だけで十分かどうか、迷っている人もいるのではないでしょうか?

本記事では、トルコ在住&現地旅行代理店で旅行者のサポートをしている私が、実際にあったトラブルや通院・入院の事例を交えて、トルコ旅行での保険の必要性について解説します。

今回は、海外旅行保険の専門家に「トルコ旅行のリスク」について伺ったインタビュー記事も掲載しました。

とても参考になる情報ですので、ぜひ最後までじっくり読んでみてください。

執筆者
目次

海外旅行保険「いらない派」が知っておくべきリスク

海外を旅行する際、

  • 海外旅行保険に加入していない
  • クレジットカードの付帯保険も無い

つまり、海外旅行中に何か起こることを想定せず、全く何の保険にも加入しない旅行者も結構いるようです。

旅行代理店サポートの経験から、トルコ旅行で"海外旅行保険まったく無い派"が知っておくべきリスクをお伝えします。

トルコ旅行中の通院・入院事例

救急車が出動中のパムッカレ石灰棚付近

トルコ旅行中のトラブルで多いのが、食あたり(腹痛・嘔吐・下痢)や転倒によるケガ。

「ヨーロッパ寄りの国だから大丈夫」と思われがちですが、実際に現地で旅行者対応をしていて、通院・入院が必要になるケースをこれまで何度か見てきました。

実際にあった通院・入院事例

  • 激しい腹痛と嘔吐
    • 様子を見ていたが2日目の夜に粘血便があり深夜の救急外来へ
    • 胃腸炎と診断され点滴と翌日までの入院
  • 失神&脱水症状
    • 救急車で病院へ搬送
    • 熱射病と診断され点滴処置
  • 幼児が発熱&熱性けいれん
    • Eczane(薬局)の勧めで病院へ
    • Grip(インフルエンザなどの呼吸器系感染症)と診断され投薬
  • 高齢者がツアー参加中に転倒
    • 強い痛みと腫れで翌日病院へ
    • 軽度の靭帯損傷と診断され応急処置

直近約3年の間に私が相談を受けた日本人旅行者だけでこれだけの事例があるので、決して「稀」な発生頻度ではないでしょう。

気候や食事が原因で体調を崩したり、慣れない石畳や自然の中を歩く際に転倒したり、といったことは実際に起こっています。

「様子を見る」が通用しない場面では、もし保険がなかったとしても全額自腹で診察や治療を受けなければならないケースがあるので、油断は禁物。

病気やケガはなくても、スマホやカメラ落下による故障(携行品損害)の話もよく聞きます。

トルコの医療費と高額請求の現実

トルコの医療水準は比較的高いと言われています。

特に私立病院では、充実した医療サービスを受けることができます。

公立病院は安価ですが主に利用するのはトルコ人で、旅行者は私立病院へ行くのが一般的。

トルコで外国人旅行者が私立病院を受診した場合、医療費は全額自己負担の即金です。

Shizuka

医療費は想像以上に高額になる可能性があります。

一例として、

  • 軽い診察+薬処方:2〜5万円
  • 検査+点滴処置:5〜10万円
  • 入院(1泊):10万円以上
  • 緊急手術:数十万〜数百万円以上

インフレで医療費も上がっているので、このような請求も実際ありえます。

トルコでは、保険会社のキャッシュレス対応がない場合は、その場で現金やクレジットカードで支払いを求められるのが一般的。

保険に入っていない=お金がないと治療を受けられない」という現実は、決して大げさではありません。

海外療養費制度はアテにできない

日本の公的医療保険制度である「海外療養費制度」があるから、いざという時はそれを使えばいい、と考えている人もいるようです。

しかし、これは非常にリスクの高い考え方。

まずは、海外療養費制度について知っておきましょう。

海外療養費精度とは?

海外療養費制度どんな人が対象?

日本の公的医療保険に加入しているすべての人。

  • 国民健康保険(国保):自営業、フリーランス、退職者など
  • 社会保険(社保):会社員や公務員、およびその家族(被扶養者)
  • 後期高齢者医療制度:75歳以上

対象となる条件

  • 旅行や出張などの短期渡航中の不慮の病気やケガであること
  • 日本国内で保険適用される治療であること
  • 治療目的での渡航ではないこと

支給される金額はいくら?

日本の健康保険の治療の適応範囲で、日本における治療費の7割の還付金。

ここが一番の注意点です。

結論から言うと、「海外で実際に支払った額の70%」が戻ってくるわけではありません。

日本の診療報酬点数に基づいて計算された「日本国内での標準額」がベースになるため、額は海外での治療に比べて非常に少なくなるのが実情。

さらに、日本国内で保険適用される治療でない場合は完全に対象外です。

【具体例】トルコで100万円払った場合
  1. トルコでの実費: 100万円
  2. 日本での標準額: 20万円(日本ならこの治療は20万円相当と判定された場合)
  3. 支給額:20万円 × 70% =14万円

【結果】あなたが支払ったのは100万円ですが、戻ってくるのは14万円だけです。

さらにこの制度の使いづらいところは、申請の方法と必要書類の準備が容易ではないこと。

特に、請求に必要な「治療内容明細書」と「領収内容明細書」が日本側のルールに確実に則っていないと還付は認められません。

トルコの病院に完璧な書類提出を求める、というのがそもそも困難。

さらに、書類についてはすべてトルコ語⇒日本語への翻訳が必要で、翻訳者の氏名・住所・連絡先の記載まで必須。

トルコの病院では、ワクチンの接種や簡単な治療を受けるだけでも書類が多く用意され、入院や手術までいくような場合には大量の書類の内容把握が必要になります。

申請するだけでも莫大な労力や費用がかかる可能性あり。

Shizuka

時間やお金をかけたわりに還付金が少ない、書類準備の実費で還付金が相殺されてしまうという話も耳にします。
海外療養費制度はあくまで「補助的なもの」と考えるべきですね。

盗難・紛失・持ち物トラブル

トルコは比較的治安の良い国ですが、観光地ではスリや置き引きなどはゼロではありません。

現地でサポート依頼を受ける頻度として、盗難よりも圧倒的に多いのが「自身の不注意による置き忘れ・紛失」。

中でも、パスポートの紛失は最も厄介なトラブルです。

警察への届け、大使館(領事館)への連絡、必要書類の収集、帰国のための渡航書またはパスポートの再発行などを全て短期間で済ませなければならず、非常にハードな対応を強いられます。

大使館や領事館のあるアンカラやイスタンブールでの紛失ならまだいいですが、地方都市でこんなトラブルに直面したらもっと大変。

よほどの問題解決能力や現地語でのコミュニケーション力がない限り、一人で乗り切るのは至難の業です。

Shizuka

保険会社のサポートデスクの存在を有難く感じる案件でしょうね。

海外旅行保険に入っていない状態で携行品の物損やパスポート紛失が起きれば、

  • 再購入費用
  • 大使館までの移動
  • 滞在延長費用

など、すべてが自己負担になります。

「命に関わらないから大丈夫」ではなく、精神的・時間的・金銭的なダメージも非常に大きいのが現実です。

トルコの病院の現実|言葉の壁

日本語は99%通じない

トルコでは、一部の特別な病院を除き、公立病院、私立病院を問わず日本語はほぼ通じません。

受付、看護師、医師、薬局、通常すべてトルコ語会話が基本です。

日本人旅行者にとっては、

  • 症状を正確に伝えられない
  • 処置内容が分からない
  • 同意書の内容が理解できない

という不安が一気に押し寄せます。

この状況で「保険に入っていない」「誰のサポートも受けられない」となれば、厳しい状況に追い込まれるでしょう。

英語のコミュニケーションも限定的

「英語なら何とかなる」と思っている人も多そうですが、トルコでは英語が通じる医療スタッフは限定的です。

私立病院なら医師は英語対応可能な場合が多いですが、受付スタッフや看護師まで全員がスムーズに英会話ができるとは限りません。

  • 夜間
  • 地方都市
  • 救急搬送

といった場面では、簡単な英語すら通じないケースも多いです。

現場で忙しくするトルコ人スタッフに「翻訳アプリを使っての会話」に根気強く付き合ってもらうのを求めるのも酷な話です。

英会話がある程度できる人であっても、医療用語の理解はお互いに難しく、「通じているつもり」で話が進んでしまう危険性もあります。

通訳サポートは不可欠

海外旅行保険の大きな価値の一つが、医療通訳サポート。

多くの海外旅行保険では、

  • 医療通訳の手配
  • 電話通訳
  • 病院への連絡代行
  • キャッシュレス治療の手配

などのサポートデスク機能が用意されています。

日本語で状況を説明し、病院手配まで任せられるというのは大きな安心感になるでしょう。

「助けてもらえる」は通用しない

トルコに限らず、海外旅行中には

「困っているんだから誰かが何とかしてくれる」

という考えは、基本的に通用しないと思っておいた方が安全です。

もちろん、ホテルのフロントや利用した旅行代理店の担当は、状況を話せばアドバイスや初動のサポートぐらいはしてくれると思いますが、過度な期待は禁物。

邦人援護が役目である現地の大使館でさえ、医療費の肩代わりや通訳、送迎などの実務はしてくれません。

対応が期待できること期待してはいけないこと
宿泊ホテルや代理店・一般的なアドバイス
・連絡先や行き先の案内
・近隣の病院や薬局を教える
・タクシーを呼ぶ
・病院への同行や通訳
・医療費の立て替え
・病院や警察との直接対応
・責任を伴う手続き代行
日本大使館・領事館・医療機関や弁護士リストの提供
・家族への連絡補助
・パスポート再発行手続き
・医療費や入院費の支払い
・治療内容への関与
・トラブルの解決

このように、海外では「相談には乗ってもらえるが、実際の対応は自分で行う」という場面がほとんどです。

だからこそ、初動から医療・トラブル対応を任せられる海外旅行保険のサポートデスクの存在は非常に重要になります。

海外旅行保険のプロに聞いてみた!【対談記事】

保険について素人である私の知識と経験だけでは心もとないので、海外旅行保険の専門家に詳しくお話を伺ってきました。

私も知らなかったカード付帯保険の落とし穴やトルコ旅行中に高額医療費の請求が発生した事例など、とても分かりやすく解説いただいたので、保険を考える際の参考にしてみてください。

トルコで転倒から4,000万円の医療費がかかった実例も

💁‍♂️お話を伺った人

保険代理店 株式会社ウィズハート
代表取締役 木代 晃輔さん

海外旅行保険の仕事に携わって15年以上の木代(きしろ)さんが、皆さんにお伝えしたいトルコ旅行のリスクや注意点とは・・・

インタビュー「海外旅行保険について教えて!」

――木代さんは、特に海外旅行保険の専門家でいらっしゃいますよね。
保険の視点から、トルコはどんな点でリスクが高い国と言えるでしょうか?

💁‍♂️実際のトルコでの保険金支払い事例を見ていると、食中毒などの体調不良を起こされる方は多いです。
日本の外務省でも「旅行者の食中毒が多く発生している」とアナウンスしており、これは海外旅行保険のご利用状況と一致しています。

――やはりお腹にくる体調不良ですよね、私もそれは現地で体感しています。
他にはありますか?

💁‍♂️トルコは石造りの道や歴史的建物が多いからか、転倒の事故がとても多い国だと感じています。
石造りの道は滑りやすく転んだ時の衝撃も強いですから、特にご高齢の方は大怪我につながりやすく、現地病院での治療が長期化したり、後遺障害が残ってしまうこともあるでしょう。

ある日本人旅行者がトルコの土産物店で転倒して、頚椎を骨折、脊髄を損傷されました。
手術後に1ヶ月超の入院をされてから医療搬送で日本にご帰国されましたが、そのときにかかった医療費・搬送費の総額は4,000万円を超えました。
海外旅行保険でカバーされましたが、もし保険に入っていなかったら自己破産の恐れもあったはずです。

あとこれはトルコに限らず海外共通のリスクですが、スリや置引き、ひったくりなどの窃盗・強盗事件も一定数起きていますので、この点も気をつけていただきたいですね。

――転倒がきっかけで4,000万円ですか!?
ここまでの大怪我はかなりレアなケースだとは思いますが、トルコの医療費をちょっと甘くみていたかもしれません。
私が住んでいるデニズリ(パムッカレ)でも、滑りやすい石灰棚で転倒、救急車が出動する事故はわりと頻繁に起きています。
海外旅行保険の中で特に大事な項目となると、やはりケガや病気の治療費でしょうか?

💁‍♂️はい、最も大切なのはケガ・病気に対する治療費補償です。
海外旅行保険では「治療・救援費用補償」という項目が、この医療費補償に該当します。

先ほどの4,000万円の医療費がかかった事例のように、海外での医療費はとても高額になります。
特に昨今は世界的インフレと円安により海外の医療費は急激に上昇しており、保険での備えがものすごく大切になっています。

――これはトルコに限らず、どの国を旅行する際にも注意すべきですね。
ところで前から気になっていたのですが、トルコって保険上は「ヨーロッパ」「中東」「アジア」、どの地域に属されるのでしょうか?
保険加入の際、旅行地域を選択するにあたって迷われる方も多いのではないかな?と思いまして。

💁‍♂️トルコについては、実は保険会社によってどの地域に属するかが異なります。
弊社で取り扱っている保険会社でも、ある保険会社では「ヨーロッパ」、ある保険会社は「中東」と異なるエリア分けをしています。

保険にご加入される時に、お客さまも悩まれてしまいますよね。
各保険会社ともお申し込みをされるページに国の分け方の補足説明が付いていますので、そちらをご確認いただいて選択いただければと思います。

――申し込みの際にどのエリアに分類されているか、都度確認したほうがよさそうですね。
一般的に、海外旅行保険を選ぶ際どんな点に気をつけるべきか教えてください。

💁‍♂️一番は十分な「治療・救援費用補償」のついた海外旅行保険に加入することです。

今の物価高・円安の世界では医療費補償1,000万円では足らないと私は思っていまして、2,000万円以上の医療費補償が付いた海外旅行保険であれば安心ですね。

日本の外務省や大使館もトルコ旅行者向けに『近年の著しいインフレを受け、医療費も非常に高額となっていますので、渡航前に十分な補償金額の海外旅行保険へ加入することをお勧めします』と注意喚起をしているくらいですので、実際に医療費支払いで困苦してしまう事例が出ているのだと思います。

――2,000万円以上の医療費補償となると、クレジットカードに付帯する保険では全然足りませんね。
クレカの付帯保険は便利ですが、最近は条件が厳しくなっている気がします。
自動付帯が利用付帯になったり、補償額も下がったりしてますよね?

💁‍♂️はい、クレジットカード付帯保険はこの数年でどんどん条件が悪くなってきていますね。
自動付帯が利用付帯になったり、医療費補償金額が下がったりなどが特に多いです。
この改悪傾向は今後さらに続くでしょう。

もともとカード付帯保険の医療費補償金額は100万円~300万円程度のものが中心で、海外で大怪我をしたり入院治療するようなケースでは補償金額が足らない点が問題でした。
その条件がさらに悪化していますから、カード付帯保険に頼るのは危険だと感じています。

「保険が使えると思ったら使えなかった」「病院に行くのを我慢してたらさらに悪化した」というのが一番怖いですから、もしものときに安心できるよう有料の海外旅行保険に入っておくことを強くお勧めします。

――補償額を合算できるテクニックについても、実は注意が必要と先ほど少し伺いました。
特にキャッシュレス診療を利用する際は、すぐに治療を開始できないケースがあるとか?
(カード付帯保険の補償額合算テクニックについては本記事の後半で解説しています)

💁‍♂️そうですね。
クレカ付帯保険の補償金額を合算させる方法についてはよくネットでも見かけますが、その問題点・注意点についてはほとんど触れられていませんね。

問題になるのは、補償金額を合算してキャッシュレス治療を受けたいときです。

例えば200万円と300万円のカード付帯保険があって、2つで合算500万円の補償金額枠を持っているとします。
治療費で400万円がかかる場合、1社では足らないので2社を使うことになりますね。

キャッシュレス治療というのは、病院が保険会社から医療費支払い承認(「GOP」といいます)を得てから治療が開始されるのですが、この支払い承認はすぐに出るものではありません。
お客様が入っている保険内容や、病院が行おうとしている治療行為・治療費用を保険会社が確認したうえで承認されるので、保険会社・病院の状況によってかかる時間が様々なのです。
つまり、病院と保険会社の間で時間をかけて交渉が行われるのですね。

これが1社だけであればすぐに出るかもしれませんが、2社となると病院の手間も2倍以上になりますから、それだけ多くの時間がかかります。

――これは私も知らなかったです。
合算した額が補償され、簡単に治療が受けられるのだとばかり思っていました。

💁‍♂️基本的にキャッシュレス治療が必須になるのは、緊急で大きな治療が必要なときです。
本来ならば少しでも早くに治療を開始しないといけないのに、2社の保険会社の支払い承認が出るまでは治療が開始されず、最悪の場合「治療が間に合わなかった」となることもあり得ます。
こうなってしまっては保険の意味がありません。

1社で十分な医療費補償の海外旅行保険に入っていればこのような事態は防げますので、有料の海外旅行保険に入っておいたほうが良い理由の1つです。

――単純に合算した補償額で安心せず、いざという時に"実際に使える保険"であることが大事なんですね。
トルコでは、医療機関での言葉の問題も大きいかなと個人的には思っています。
保険に付いているサポートデスクの存在って有難いですよね?

💁‍♂️病院受診にあたって、言葉が通じるかどうかはとても大きな問題です。
元気な時なら頑張れても、体調が悪いときはそうはいきません。

――それはすごく分かります。
普段のコミュニケーションにはさほど問題のない私ですら、トルコで病院を受診する際は必ず夫を連れていき一緒に話を聞いてもらいますから。
異国の病院で言葉の通じる人がいない、体調が悪いのに相談できる人がいないって、精神的にも相当きついと思います。

💁‍♂️ウィズハートで販売している海外旅行保険は、日本語で話せる24時間365日対応のサポートデスクがありますし、通訳者の派遣も行っています。
通訳サービスを実際に利用された方からは「診察中も丁寧に訳してくれて、心強くて助けられた」という声もいただけていて、万が一の時はぜひ活用してもらいたいサポートですね。

――最後に、しっかりフルで保険加入すべき「リスクの高い人」を教えてください。

💁‍♂️ご高齢の方、持病をお持ちの方、妊婦さんですね。

ケガするリスク、病気のリスクが通常より高いのはもちろん、治療期間が長くなりやすいのも要注意ポイントといえます。

あと、意外とリスクが高いと私が思っているのはご家族旅行です。
「せっかくの家族旅行を台無しにしたくない」という気持ちからか、体調不良を隠されてしまう方がいらっしゃいます。
その結果、体調がさらに悪化して大きな治療が必要になった、というケースもありますので、体調が苦しいときは無理をしない、スケジュールを一部キャンセルするなどの判断も必要かなと思います。

――家族旅行のリスクが高いのは意外でした。
たしかに、高齢の親世代が若い人たちに無理して合わせたり遠慮してしまったり、というのは実際あるのかもしれませんね。
持病をお持ちの方や妊婦さん、お子さんがいる方などは特に、適切な保険を選ぶのが大変だと思います。
詳しい人に相談したい人って多いと思うのですが、加入前の相談ってできますか?

💁‍♂️もちろんです。
ウィズハートでは海外旅行保険の仕事を15年以上してきまして、多くの経験・知識があります。
お役に立てる情報提供が出来ると思います。

以下の海外旅行保険ページでは、お勧めの海外旅行保険やコラムを載せています。

🧡ウィズハートの海外旅行保険
https://withheart.jp/hoken/travel-insurance

お問合せ・ご相談も受け付けておりますので、海外旅行保険でお悩みの方はお気軽にご連絡いただければと思います。

――木代さん、今回はなかなか知ることのできない海外旅行保険の裏側の話まで詳しく教えていただき、どうもありがとうございました!

トルコ旅行を計画中の皆さん、もし保険で悩んだら、海外旅行保険に強い保険代理店「ウィズハート」に相談してみてくださいね。

クレジットカードの付帯保険をチェックしよう

海外旅行をよくする人の中には、都度保険に加入するのではなく、クレジットカードの付帯保険でまかなっている人も多いと思います。

ここからは、クレジットカードの付帯保険を利用する際に知っておきたいこと、注意点などを解説していきます。

【重要】「自動付帯」と「利用付帯」の違い

クレジットカードの付帯保険には、

  • 自動付帯
    • 持っているだけで有効
  • 利用付帯
    • 旅行代金の一部をカード決済した場合のみ有効

の2種類があります。

この違いを理解していないと、「保険があると思っていたのに実は適用外だった」という事態になりかねません。

昨今、日本のクレジットカード会社は、持っているだけで有効になる自動付帯の海外旅行保険は上級カードホルダーのみに提供するケースが多くなっています。

Shizuka

ゴールドカードでさえも「自動付帯」から「利用付帯」に途中改悪されてしまったカードが結構あるので、要注意ですね。

カード付帯保険で見落としがちな5つの盲点

クレジットカードの付帯保険でよくある落とし穴を見ていきましょう。

  1. 治療費の補償額が足りない
  2. 救援者費用の補償額が低い
  3. 家族の補償がカバーされない
  4. キャッシュレス診療に非対応
  5. サポートデスクが不十分

それぞれの重要性は以下のとおり。

治療費の補償額が足りないとどうなる?長期の入院や大変な手術で費用が一千万円を超えるような高額請求になるケースもある。
カード補償の上限(例:300万)では全然足りず、超えた分はすべて自己負担になる。
救援者費用の補償額が低いとどうなる?「救援者費用」には家族の渡航費のほか現地からの移送費用や遺体処理費・搬送費なども含まれる。
医療チャーター機での帰国に数千万円以上かかる場合、資金不足で帰れないという状況に陥る可能性あり。
家族の補償がカバーされないとどうなる?カード会員本人のみが補償の対象だと、配偶者や子供のトラブルは全額自腹。
カードを持てない子供が現地で入院したり、他人の物を壊したりしても1円も保険金が下りない。
キャッシュレス診療に非対応だとどうなる?一旦自分で全額を支払う必要があり、手持ちの現金やカードの限度額が足りなければ病院側から治療を拒否される可能性がある。
仮に治療はしてもらえても、支払いが終わるまで出国できずトラブルに繋がる。
サポートデスクが不十分だとどうなる?24時間・日本語対応のデスクがないと、自力で病院を探し、現地の言葉で症状を伝えなければならない。
コミュニケーションがままならず、現地の医療通訳の手配や電話通訳も頼めない場合は完全に詰む。

補償額が足りない時の合算テクニック

クレジットカードの付帯保険において、複数のカードを持っている場合には「補償額が合算できる」という点も知っておくとよいでしょう。

「死亡・後遺障害」以外の項目なら、持っているカードすべての補償限度額を足し算(合算)することが可能です。

ただし、保険のプロからのアドバイスにもあったように、キャッシュレス診療で医療費の補償額合算を求める場合は、手続きの関係で治療開始が遅れてしまうリスクがある、という点も併せて覚えておきましょう。

合算可能な補償

  • 傷害・疾病治療費用(ケガ・病気の治療代)
  • 救援者費用(家族の渡航費・遺体搬送費など)
  • 賠償責任(他人にケガをさせた・物を壊した)
  • 携行品損害(持ち物の盗難・破損)

【例】エポスゴールドカードと楽天プレミアムカードの2枚のカードを持っていた場合

  • エポスゴールド(疾病治療費用:300万円)
  • 楽天プレミアムカード(疾病治療費用:300万円)
  • 合算後の疾病治療費用の限度額 = 600万円
Shizuka

補償が手厚い保険が自動付帯するクレジットカードを複数枚持っている場合は有利ですね。

カードの付帯保険で十分なのかを調査

ここからは、「クレジットカードの付帯保険で十分なのか」を調査してみたいと思います。

実際に私が持っている2枚のクレジットカードに付帯する保険の内容を調べ、「この2枚体制でカバーできるのか」を考察してみます。

Shizuka

私はトルコ在住なので、実際には日本のカード付帯保険は「対象外」ですが、日本に住んでいてトルコを旅行する旅行者、というテイで解説します。

カード付帯の海外旅行保険をチェックする

今回の調査で使うのは、2枚のクレジットカード。

保険の条件や補償内容は以下のとおり。

※2026年1月時点の内容、最新の補償内容はそれぞれの公式サイトでご確認ください。

楽天プレミアムカードエポスゴールドカード
引受保険会社楽天損害保険三井住友海上火災保険
保険適用条件自動付帯利用付帯
補償対象期間旅行開始期間から90日間旅行開始期間から90日間
家族同行者補償カード会員本人のみ
※家族カードを発行していれば家族も補償対象になる
カード会員本人のみ
※上位のプラチナカードなら家族も補償対象になる
キャッシュレス診療OKOK
サポートデスク24時間・年中無休
医療通訳あり
24時間・年中無休
医療通訳あり
疾病死亡/後遺障害
※病気が原因の死亡または後遺障害
--
傷害死亡/後遺障害
※怪我が原因の死亡または後遺障害
最大5,000万円最大5,000万円
疾病治療費用
※病気の治療費
300万円300万円
傷害治療費用
※怪我の治療費
300万円300万円
賠償責任
※他人に怪我をさせたり物品に損害を与えた場合

3,000万円
5,000万円
救援者費用
※家族の渡航費、遺体搬送費など
200万円100万円
携行品損害
※持ち物の盗難や破損
50万円
※免責3,000円
50万円
※免責3,000円

カードの付帯保険でカバーされない補償を洗い出す

自分の持っているクレジットカードの付帯保険で、「何がカバーされないのか」を知っておくのも重要です。

例えば、私の持っているクレジットカードの付帯保険だと、以下の補償は付いていません。

  • 疾病死亡/後遺障害
    • 病気が原因で死亡または後遺障害が残った場合の補償
  • ショッピング補償
    • 現地での購入品が盗難にあったり破損した場合の補償
  • 旅行変更/中断補償
    • 旅行を途中で切り上げたり取りやめた場合のキャンセル補償
  • 手荷物遅延費用
    • 航空機に預けた手荷物の到着が遅れ身の回り品等を購入した場合の補償
  • 渡航便遅延費用
    • 航空機が遅延や欠航で代替機を利用できない場合に宿泊費や食事代等の補償
Shizuka

もしこれらの補償まで必要であれば、付帯保険にプラスして海外旅行保険に加入する必要がありますね。

結論:クレジットカードの付帯保険は「最低ライン」

補償内容を検証した結果、私の楽天プレミアムカードエポスゴールドカードの2枚体制は、補償のベースは一応整った"最低ラインはクリアする構成"だと判断しました。

※エポスゴールドは「利用付帯」なので、旅行費の一部をカード払いする必要がある点は要注意

24時間の日本語サポートやキャッシュレス診療に対応し、治療費は合算で600万円。

2026年現在のトルコの医療事情を鑑みれば、若くて健康ないわゆる「リスクの少ない人」であれば、この範囲でカバーできるケースは多いでしょう。

しかし、長期の入院や手術、医療搬送といった「最悪の事態」を想定すると、カードの合算枠だけでは限界があるのも事実。

もし、数千万円規模のリスクまで完全に消し去って安心を求めるのであれば、「治療・救援費用補償」が2,000万円まで補償される有料の保険に入るのが理想ですね。

Shizuka

ご自身の持っているクレジットカードの付帯保険をアテにする場合は、補償内容をしっかり確認することをおすすめします。

海外旅行保険に「入るべき人」の判断基準

あなたはどのパターン?保険の要否チャート

まずは、今のご自分の状況と照らし合わせてみてください。

  • 海外旅行保険が付帯するクレジットカードを持っていない
    • 有料の海外旅行保険に加入する(推奨)
    • または保険が付帯するクレジットカードを新規発行する
  • 海外旅行保険が付帯するクレジットカードを持っている
    • 自分はリスク低、補償が十分と判断したらカードのみで出発
    • 補償が不足なら有料の保険に加入、または必要な補償をバラ掛けで強化
  • 家族まで補償されるクレジットカードではない
    • 家族で有料の海外旅行保険に加入する
    • 家族カードの発行で補償がカバーできるならカードで対応する

1分で分かる!手厚い保険が必要な人チェック

以下の項目に1つでも当てはまる方は、クレジットカード付帯保険だけでは不十分な可能性があります。

有料の海外旅行保険への加入を検討する、もしくはバラ掛けで補償を強化するとよいでしょう。

こんな場合は手厚い保険が必要!

  • 65歳以上の高齢者、または小さな子供連れ
    ⇒ 環境変化による体調不良のリスクが高い
  • 持病がある、または日常的に薬を服用している
    ⇒ カード付帯では「持病の悪化」が補償対象外になるケースがある
  • 妊娠している
    ⇒ 現地で長期入院になるリスクが高い
  • 保険が付帯するクレジットカードを1枚しか持っていない
    ⇒ 補償額(特に治療費と救援者費用)が不足する可能性が高い
  • 持っているカード付帯保険がキャッシュレス診療非対応
    ⇒ 即金(現金・枠のあるカード)がないと受診を拒否される
  • トレッキングやアクティビティ参加を予定している
    ⇒ 万が一の事故での救助費用や高度な外科手術は高額になる
  • 高級な物や機材(カメラなど)を持っていく
    ⇒ カード付帯の携行品損害は「1点10万円」の制限がつくケースが多い

保険のことで不安があれば、以下の海外旅行保険ページをご参考に。

🧡ウィズハートの海外旅行保険
https://withheart.jp/hoken/travel-insurance

おわりに

トルコ旅行においての海外旅行保険加入の要否、クレジットカードの付帯保険について、詳しく解説しましたがいかがでしたか。

期間限定の「トルコ旅行無料相談」を募った際にも、保険には加入したほうがいいか?というご相談があったので、他の旅行者の方にも参考になるよう記事にまとめてみました。

海外旅行保険の加入は今の時代「必須」と言えますので、あらかじめ旅行の予算に組み込んで、しっかり準備されることを強くおすすめします。

他トルコ旅行に関する記事は、本サイト内のブログカテゴリにて色々書いています。

https://pamukkale-denizli.com/category/blog

併せてこちらもご参考に。

※掲載情報には細心の注意を払っていますが、情報の正確性、有用性について保障するものではありません。

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Shizuka

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