カクルック洞窟

この記事で伝えたいこと

  • 人気急上昇中!カクルック洞窟がある場所
  • 地下のパムッカレと呼ばれる景観的な理由
  • 洞窟の見どころと歩く際の注意点
  • デニズリ空港の移動に組み込むベストプラン

"地下のパムッカレ"と呼ばれる「カクルック洞窟」をご存知でしょうか?

観光地としての知名度はまだ高くありませんが、トルコのデニズリ県には白い石灰棚が連なる地上の絶景パムッカレのほかに、同じ石灰がつくり出したもう一つの“地下バージョン”が存在します。

洞窟内部には温泉水が流れ、自然光が差し込むことで一般的な鍾乳洞とは異なる独特な景観が広がっています。

本記事では、現地で暮らす私がカクルック洞窟への行き方や見どころ、観光する際の注意点などを詳しく解説します。

執筆者

カクルック洞窟(Kaklık Mağarası)の基本情報

カクルック洞窟

カクルック洞窟とは?

トルコ語では 「Kaklık Mağarası(カクルック・マアラス)」、外国人旅行者の間では英語で 「Kaklık Cave(カクルック・ケイブ)」 として知られる自然洞窟。

デニズリ県ホナズ市カクルック地区に位置し、白い石灰がつくり出す独特の景観から 「地下のパムッカレ」 という異名を持ちます。

パムッカレと同じ成分を含む温泉水が洞窟内を流れ、長い時間をかけて現在の姿が形づくられてきました。

営業時間&入場料

インターネット上で確認できる範囲の最新情報(2026年1月時点)をまとめました。

営業時間8:00 ~ 19:00頃
※冬季は17:00〜18:00頃に閉まる場合あり
定休日基本的に年中無休
入場料100TL
駐車料金入場料を支払うことで無料
公式サイトなし(ホナズ市公式サイトに紹介ページあり)

駐車場への入り口で訪問人数を伝え、人数分の洞窟入場料を支払うシステムになっています。(入場料を支払うことで駐車料金は無料になります)

カクルック洞窟はホナズ市によって管理されているため、トルコ国立の博物館などで使える「ミュージアムパス(Müzekart)」は利用できません。

以下の点にもご注意ください。

  • 営業時間の変更
    • 時間通りに窓口が開かなかったり、見学者がいないと早めに閉まったり、窓口の営業時間は流動的です。
    • イスラム教の祝日には窓口の営業時間が変更になる場合があります。
  • 突然の閉館
    • 事前アナウンスなしにメンテナンスや清掃で急に閉館することがあります。
  • 入場料の変動
    • 入場料が予告なく改定されることがあります。

カクルック洞窟の周辺施設

カクルック洞窟の周辺には、以下のような施設があります。

  • スイミングプール
  • 展望エリア
  • カフェテリア

これまでカクルック洞窟には7~8回行っているのですが、行く度に何かしらが変わっています。

最後に行った2025年11月の時点では、スイミングプールとカフェテリアは一時閉鎖していました。

2026年1月現在は周辺道路の舗装工事中で、近々綺麗なアスファルト道路になるとのこと。

観光誘致にも改めて力を入れだしたようなので、今後カクルック洞窟の周辺環境も変わってくるかもしれません。

ヒエラポリス・パムッカレとの位置関係

カクルック洞窟

カクルック洞窟は、世界遺産ヒエラポリス・パムッカレから東へ約45キロ(車で約40~45分)の場所にあります。

同じ石灰成分を持つ地域ですが、地上と地下という異なる環境で形成された点は大きな違い。

両方を訪れることで、パムッカレの自然をより立体的に理解できるでしょう。

カクルック洞窟への行き方

カクルック洞窟は、デニズリ県ホナズ市のカクルック地区にあります。

デニズリ空港からは約30キロ(車で約25~30分)離れており、ヒエラポリス・パムッカレから空港へ向かうルートと同じ方向。

パムッカレ発カクルック洞窟へのレギュラーツアーは存在しないため、個人で手配して行くようになります。

洞窟の近くまで通じる公共交通機関がなく、レンタカーを利用するか、空港への移動にあわせて代理店のプライベート送迎で訪れる旅行者がほとんどです。

ミニバス(ドルムシュ)で行く方法

デニズリオトガルの地下からカクルック地区方面へ向かうミニバス(ドルムシュ)が出ていますが、洞窟はカクルック地区の中心からさらに数キロ離れています。

Honaz行きまたはKaklık行きだと思いますが、確実な情報が得られず分かりません。
(地元の人は100%自家用車で行くので、ドルムシュを利用して行った体験談なし)

いずれにしても、カクルック洞窟の近くまで行かないのは確かなので、ドルムシュ+タクシーの組み合わせになるでしょう。

であれば、パムッカレまたはデニズリの中心地から一気に車で行ったほうが時間もかからず楽だと思います。

Shizuka

弊社では、カクルック洞窟への送迎を承っています。
空港プライベート送迎をお申し込みの方で希望があれば、カクルック洞窟への立ち寄りを無料サービスしていますので、詳しくはお問い合わせください。

カクルック洞窟の成り立ちと特徴

ここからは、簡単にカクルック洞窟の成り立ちと、ユニークな洞窟の特徴を紹介します。

なぜ洞窟が形成されたのか

カクルック洞窟

カクルック洞窟が形成された背景には、この地域に広く分布する石灰岩層と地殻変動によって生じた断層の存在があります。

断層によって地下に割れ目や空間が生まれ、そこを温泉水が流れることで、石灰岩が溶かされながら地下空洞が発達していったと考えられています。

天井崩落によって生まれた洞窟

カクルック洞窟

この洞窟はもともと地下で形成された「地中洞窟」。

過去に天井の一部が崩落したことで大きな開口部が生まれ、地表とつながる構造になっています。

開口部から自然光が差し込むことで洞窟内部は明るく、一般的な鍾乳洞とは異なる開放的な景観が生まれました。

観光スポットとしての整備

カクルック洞窟

カクルック洞窟は地元では以前から知られていた存在ですが、洞窟内の遊歩道や照明などの整備が進められたのは2000年になってから。

2002年から観光スポットとして一般公開されています。

以前は地元の人しか行かない場所でしたが、徐々に口コミなどでその魅力が広がり、最近は外国人旅行者の訪問も急増中。

2025年後半からは洞窟へ向かう道路の舗装工事も行われており、アクセス環境の改善が進められています。

洞窟の広さと内部構造

カクルック洞窟

カクルック洞窟は、横幅およそ65m、奥行き約40mの広がりを持っています。

入口は直径約13m×11mのほぼ円形で、洞窟内で最も深い場所は約14m、全体の長さは約190m。

天井の高さは場所によって2〜5mと異なり、入口付近から奥へ進むと過去に天井が崩落してできた大きな岩の塊が見られます。

白い石灰がある理由

カクルック洞窟

この地域には地熱の影響を受けた地下水の流れがあり、地層の割れ目を通じて無色透明の温泉水が洞窟内へ流れ込んでいます。

洞窟内に見られる白い石灰は、温泉水に含まれる石灰成分によるもの。

洞窟内を流れる温泉水から水分が蒸発すると、石灰分が少しずつ固まって残ります。

この現象が繰り返されることで、パムッカレの石灰棚によく似た白い景観がつくり出されました。

カクルック洞窟の見どころ

カクルック洞窟の内部には遊歩道が整備されています。

洞窟といってもそこまで巨大なものではなく、ぐるっと一周だいたい15分ほどで歩いて回れるサイズ感。

そんな短い時間で見学できる洞窟ですが、中にはぎゅっと魅力が詰まっています。

地下に現れた!白い石灰棚

カクルック洞窟

カクルック洞窟最大のハイライトは、パムッカレの石灰棚に見た目がそっくりな地下のミニチュア版パムッカレ。

温泉水の成分が長い年月をかけて、階段状のプールや白いテラスを作り出しました。

天井の崩落口から差し込む太陽の光が真っ白な石灰のテラスを照らし出す光景は、他ではなかなか見られない不思議な光景です。

地上のパムッカレとはまた一味違った、しっとりと潤いのある輝きを放っています。

差し込む光と色のコントラスト

この洞窟には、ぽっかり空いた天井の一部から日光が差し込んでいるのが特徴。

常に水がしたたっているおかげで、コケや小さなアイビーなどの植物がイキイキと育っています。

時間帯によって表情を変える太陽の光、植物の鮮やかなグリーン、そして石灰の白が織りなす色彩のコントラストは、暗い鍾乳洞のイメージを覆す明るい雰囲気。

幻想的で写真映えもバッチリです。

硫黄が香る「温泉水」パワー

カクルック洞窟

洞窟内には、透明で無色の豊かな温泉水が流れています。

硫黄の香りがほんのり漂っていますが、この水は地元では「肌にいい癒やしの水」として有名。

案内板の説明によれば、湿疹などの皮膚の悩みにも効果があるそう。

※温泉水に浸かることはできません

洞窟の外から流れ込む地熱水が滝となって洞窟内へ注ぎ込んでいる場所もあり、その水の音とわずかな硫黄の香りが五感に訴えかける、まさに自然の恵みが溢れ出している洞窟です。

成長を続けるドリップストーン

カクルック洞窟

石灰棚だけでなく、洞窟本来の造形美も見逃せません。

天井から垂れ下がる鍾乳石など、自然がつくり出した芸術的なドリップストーンの数々を観察できます。

これらは洞窟内の湿度と一定の速度で流れ落ちる地下水のバランスが生み出した芸術作品。

歩道に沿って歩きながら、ライトアップされた壁面の複雑なテクスチャを観察するのもカクルック洞窟ならではの楽しみ方です。

カクルック洞窟を訪れる際のアドバイス

カクルック洞窟

足元に注意!靴は濡れる覚悟で

洞窟内は常に天井から水が滴り落ちていて、整備された遊歩道にもあちこちに水たまりができています。

一周ぐるっと普通に歩くだけでも、靴がかなり濡れてしまうことがあります。

夏場ならビーチサンダルなどで気軽に入れますが、冬場にスニーカーやブーツで訪れる場合は注意が必要。

防水の靴で行くか、心配ならビーチサンダルを持参して、洞窟に入る前に履き替えることをおすすめします。

濡れそうな場所だけは手前でいったん靴を脱いで、裸足で歩いている人も見かけます。

Shizuka

遊歩道があるとはいえ、足元は濡れて滑りやすいので要注意!

サルダ湖とのセット訪問もおすすめ!

サルダ湖

カクルック洞窟は、お隣りのブルドゥル県にある「トルコのモルディブ」と呼ばれるサルダ湖と同じ方向にあります。

どちらもパムッカレから東方面に位置しているので、実はこの2つをセットで回り、最後にデニズリ空港へ戻るコースはとても効率がよいのです。

実際、春~秋の気候の良い時期には、デニズリ空港ピックアップ → ヒエラポリス・パムッカレ → カクルック洞窟 → サルダ湖 → デニズリ空港というルートで送迎プランを組んで欲しい、というご依頼が多くなります。

日本人旅行者にも知ってほしい「贅沢な寄り道」

カクルック洞窟やサルダ湖まで含めた「パムッカレ+α」の旅行を楽しむのは、”日本人以外"の海外旅行者が圧倒的に多いです。

日本人旅行者の皆さんは旅程がタイトなことが多く、パムッカレだけを見てすぐに次の都市へ移動してしまう方がほとんど。

ですが、パムッカレから少し足を延ばすと、「地下のパムッカレ:カクルック洞窟」や「トルコのモルディブ:サルダ湖」まで含めた絶景満喫コースを楽しむことができます。

時間に余裕があれば、ぜひこの贅沢なルートも検討してみてください。

もし滞在時間が短い場合には、デニズリ空港への途中でカクルック洞窟を組み込む寄り道プランがおすすめです。

空港プライベート送迎+カクルック洞窟

4名いるなら乗合いシャトルよりお得!

弊社では、デニズリ空港-パムッカレ(カラハユット)のプライベート送迎手配を承っています。

洞窟が開いている時間なら、空港送迎の料金でカクルック洞窟への立ち寄りも無料サービスしています。※洞窟の入場料は別途支払い要

パムッカレ村 → デニズリ空港の直行バスは、乗合いの空港シャトルバスで予約手数料込みで15ユーロ/人(2026年1月現在)。

現在、プライベート送迎は60ユーロ(車1台あたり)です。

つまり、4人いれば乗合いシャトルと同額になり、快適なプライベート送迎+カクルック洞窟に立ち寄りできるので大変お得です!

最新のサービス料金は、以下の料金一覧をご確認ください。

サービス

[料金一覧]トルコ各種ツアー、アクティビティ、空港送迎、専用車手配[エリア]カッパドキア、パムッカレ、エフェソス、フェティエ他

人数が少ない場合もご相談ください

1名や2名だけどデニズリ空港へ向かう途中にカクルック洞窟へ立ち寄りたい、でもプライベート送迎はちょっと高い、という方へ。

弊社では、毎日ではありませんが空港送迎の乗合いバン(空港シャトルバス「Hava ulaşım」ではなく弊社独自の乗合いバス)を出すことがあります。

同じフライトを利用する方が4名以上集まり、かつ他の同乗者もカクルック洞窟への立ち寄りを了承してくれれば、乗合いの料金でカクルック洞窟 → デニズリ空港への送迎を承っています。

オンシーズンには乗合いバンを出す日が比較的多くなります。

Shizuka

ダメ元でよろしければ、メールやLINEからお問い合わせください。

↓LINE公式からチャット相談できます↓

おわりに

カクルック洞窟

地下のパムッカレと呼ばれるカクルック洞窟、行ってみたくなりましたか?

この洞窟は、レンタカーでトルコを旅行する欧州の旅行者の間では以前から人気がありましたが、2024年ぐらいから急に日本人旅行者からの問い合わせも増えてきたので、今回あらためて記事にまとめてみました。

ちょっとした冒険気分も味わえる素敵な洞窟ですので、機会があれば是非行ってみて欲しいです。

パムッカレ観光には以下の記事もご参考に!

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